新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

雪上の足跡

[詩]雪上の足跡 雪の上を 歩けば歩くほど 足跡が点々と残っていく そしてまた 雪が降り 足跡はその雪の下に 消えていく 車窓から眺める 道東の雪景色 獣の足跡が 点々と残っている 春になり 雪が解ければ 何が通って行ったかも 分からなくなる 雪の上で交差…

君は一人じゃない

A 未来なんて知らない 知らなくてもいいの ランダムに現れるものは みんな消えてく 遠く遠く渦巻いて 銀河で命が煌めいている そうよ アーア 君は一人じゃない B 過去には戻れない 戻れなくていいの 順番に現れるものは みんな散らばる 今、ここ、ここにい…

蜜柑

モノ言わぬ空に 救われていたあの頃麩から優しい手 婆ちゃんの蜜柑過ぎてゆく時は戻らないけれど戻らないから忘れない 涙の欠片残された机の傷は いつまで残るのだろう 現実の雨の向こうでは 星は輝いているよラララ…

協力

言葉に壁あり 笑顔に壁なし 協力が 仲間を創り 家族を創り 会社を創り 社会を創る 協力は強力 笑顔、贈り物 助け合い、分ち合い 人足らしめるもの 人足らしめること 争わずに 分かち合った こころの末裔 それゆえの こころの病 それゆえの こころの癒し それ…

瘡蓋

ばあちゃんに引っかかれた傷 10粒の小さな瘡蓋 生きてる 活きている 生きていやがる 最後まで 糞小便撒き散らしながらも 銀蠅の如く しぶとく生きている それでいいんだ それでいくんだ 恐れるなよ 生きることの苦しみと絶望を 偽るなよ 生きることの喜びと…

開かれたものの中に 閉ざされた何かがあり 閉ざされたものの中に 開かれた何かがある 人類には いろんな顔がある それはまるで 壮大なパズルのピース 認識の向こう側に さらなる認識の世界がある 次元がある 神という名前すら 追いつけない程の 認識の空があ…

君を泣かせた出来事こそが 君を守る盾となる ただひたすらに 人間だから ただひたすらに 道求めてる 迷いも憂いも 恐怖も憎悪も 一滴だって 君を汚しはしない もっと強くなれ 優しさがゆれないように 希望がぶれないように だてに感情があるんじゃない 心が…

小さな手を開いて

小さな手を開いてゆく 私が送った手紙今届く 未来の波に運ばれて 今ここに届く 太陽が沈む前にね 憧れを吹き飛ばすのさ ここに届く ここで会える ここに思いを集中させて ここに届く ここで会える ここに思いを集中させて

誰?

選んでいるつもりが 選ばされていた 目的と信じていたが 誰かの手段だった 大き過ぎて見えなかったもの 離れ過ぎて無関係に見えたもの 遊んでいるつもりが 遊ばされていた 明かりをつけたが 闇の始まりだった ダイスを降るのは その数を歩かされるのは 無益…

希望を奪うな!

とても硬い結び目 がむしゃらに解こうとしていた 君の瞳にミサイルが飛び交うのは なぜなのだろう こんなにも豊かなのに 消えない哀しみは止まないの なぜなぜなぜだ 何も知らないままで 希望を奪い続けるものの正体は何だ 君が思う君はけして弱くなんか無い…

やさしいほし

どこにもないから どこかにあるはず だれにもないから だれもにあるはず しんじることより しりたいだけなの どこにもいかない みんなのしんじつ せかいはひみつで あふれているけど ひらけばむげんに みえてくるだろう せんそうのなーい へいわなみらいを …

無時計世界

乾いた風の 通り道の上で カラカラ転がる 枯れ落ち葉 見えない暗闇の 向こう側には 時計の無い世界が あるの wowowowo… 濡れてる雨の流れた この道で一人 傘を差して 歩く いつか見えてくる 水平の向こう 時計の支配を 超えてゆく

青い瞳

ちぎれては離れてく 白い雲 誰のものでもない空 青い空の十字路で 立ち尽くす 羽のない鳥に なってしまっても ラララ… 今が一番晴れやかなら 過ぎてゆく未来 真っ直ぐな白い軌跡よ 過ぎてゆかない遠い 君の産声 アアア… 終わりのない世界の終わりまで 静かに…

見えない雨に撃たれて

弾け散る一瞬の命の中で 君は何を見つめるの 何を見つめたの 接続した世界に 何一つ手掛かりは無くて 知らない事も知らないまま 気づきは無駄に見えるけど 後で分かるの必ず 当てにならない明日の天気予報は 興味ない 完璧な時計の針の先見えない 完全なプロ…

夏夜のice

雨上がりの街で アスファルトの匂い 生まれ変わる景色の 風の中に咲いてる 花は色鮮やかな 今をきっと生きてる rarararara… 青い空に歌う 君の瞳見てる 通り過ぎる夏の夜の ice aaaaa…

果てしなき線路

どこまで続く果て無き線路 煩いぐらいある道標 だけど最後の最後には 何処へ着くのか誰も知らない なぜ? 駆けている駆けてゆく 終わらない道の上 探してる探してく 最果ての君の問い Woo Woo Woo …

銀河に落ちて

潮風に冷たい唇 不安な空見上げていたの 僕の身体を流れてく 海がキラキラ輝いてた 銀河の渦に吸い込まれ落ちてゆく 記憶の雨 夜を滑りながら君が生まれ変わるのね 流れて流れて流れて 果てに何があるの? 暗闇に眠る地球が 静かに目を覚ますの 明日を信じ抜…

諦める為のゴールなんかじゃない

近づくと離れてゆくよ 離れると近づくのはナゼ 繰り返される無意味な争い 怒りの迷宮 力の無い僕の 笑顔絶やさぬよう 諦めるのは早すぎるから rarararara… 諦めるのは早すぎるから どんなことが起きたとしても 煌く海の波飛沫のように 明日を見つめて 草原を…

君の光

澄み渡る空より 柔かな風より 何よりも素敵な 君に眠る光 スキップする君の道に咲く たんぽぽ 明日の世界など 誰にも分からない いいさそれでも 君が笑顔ならば 何もいらないんだ ララララララララララ ララララララララララ

怒り=忘死+忘己

死を忘れ 己を忘れると 感情というシグナルが 響き渡る 時に怒りとなって 時に憤りとなって 自分のワクワクを この次元一杯に 集中拡散しながら 探してゆく 今の 鮮鋭化

スクロール

A 地面に伸びる 僕の影 この世に生きる 影の僕 僕という名の 何かのシルエット 発動させた 何かのエナジー B 風に揺れる 大樹のグリーン 死で覆われ 生を放つの 枝分かれ 過去へ未来へ 同時に眠る 無数の世界 C スクロール 手を繋いだ未来たち スクロール 狂…

目覚めの地平

A 見上げた空に 広がる茜 見下ろす僕の 未だ見ぬ明日 揺れては消える 銀河の昨日 歩いてゆくの 命の地平 B 会いたいよ 会えない僕に 会えるかな 明日の僕に 朝にはきっと 夢から覚めるの 遥かな今 夢から醒めるの C 遠くまで 広がる空よ 遠くまで 広がる僕よ…

ちぎれた世界

A1 ちぎれた世界 漂う視界 結ぶのは誰? 幾万のここ 寄り掛らずに 見つめていたい 宇宙の瞳 闇と光を B1 文字盤のない 時の中を 重なっては すれ違う僕ら C1 吹きすさぶ時の中へ 吹きすさぶ夜の中へ 吹きすさぶ僕の中へ 振り向かずに迸れ A2 壊れた世界 彷徨…

コバルトの花

A 薄暗い 水底に 咲いている コバルトの花 帰れない 源に 帰る日を 信じていたよ B 閉じられた ガラス箱 曇りなき 今を残して 鍵のない 鍵穴へ 限りない 眼差しを C どんなに空が 高くても どんなにそこが 辛くても 求めるものは 外になく 今だけの海 僕の胸…

Let's throw it away

A 地上の桃に 落ちる陽よ 無常の川面 跳ねる石 夜更けのしじま 過ぎ行くライト 遠い胃液に 消えたカプセル B 見えない糸で 編まれたネット 零れた夢を ふわりとすくう 出来ない 自信など もう捨てて Wo Wo Wo Wo Wo Wo Wo C 見ててごらんよ 閉じた目で 聞い…