新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

メールの中と外

メールでなら いくらでも 会話できるのに いざ向き合うと とたんに 無口になる 私

秋朝のレール

生に固執すると 死が怖くなり 死に固執すると 生が怖くなる 些細な日常の中にこそ 一期一会はあり かすかな接続であっても 込められたものならば いつまでも 消えない思い出となる 乗り換え 乗り換え 脱ぎ捨て 脱ぎ捨て 走りゆく 汽車よ 過ぎゆく 風景たちよ

目を見てありがとう

自信が無いから 下ばかり向いていた 大好きな人の 目も見れなくて ありがとうって 口から出るけれど いつも 次の対象へ移ってしまう 僕の目 目を見て ありがとう 今は 今にしかないよ

選択

良いか悪いかよりも 何を選択し 何を選択しなかったか 価値を足したり引いたりしても そいつを握っている限り そいつに握られている 選択しても しなくても 責任は 己にある 故に 自由はいつも 己にあり

指輪

私には 指輪はいらない 金属アレルギーだし 何にも拘束されたくない から 私には ありがとうはいらない どんな見返りも 無常な幻だから ただ一つ ありがとうと 素直に 言える人生を 歩きたいだけ

禁煙中

俺は 赤ちゃんの時から 禁煙中だよ 一回、保育所の頃に 挫折して 出来心で吸ったけれど ゲロマズで 1秒でやめたよ 不味いもん

無限の今日

今日という日は 無限にある 昨日も 明日も 何も無い

最高の化粧

最高の化粧は 笑顔 性別、国籍、地位、年齢 収入、容貌、スタイル… そんなの関係ねぇー そんなの関係ねぇー

空への旅路

一石 無鳥 一石 無限鳥 森羅万象 全ての道は 空に通ず しかし 空は道ならず 道ならぬゆえに 通ず 全ての 道へ

気づきとシンクロ

気づいたら する 気づいたら する 気づいたら する 何も変わらずとも エネルギーは蓄えられて ある一点に達したとき シンクロニシティーが 発動する

ぜんまい式のオルゴール

宿命という ぜんまいを巻いて この世界に生まれ出た オルゴール 蓋を開ければ 音楽が奏でられる 途中で投げ出せば 途中からではなくて 最初から 単音だとしても 何処かで 誰かが その単音こそと 絶妙なハーモニーとなる 単音を奏でている だから 簡単に 蓋を…

光芒

それは 太陽の光が ほぼ地球へ平行に 届いていることの 証 大気が 完全に透明でも 粒子が多すぎても 見ることのできない 光の筋 光の軌跡 天地を結ぶ光の階段 天使の梯子 ヤコブの梯子 レンブラント光線 チンダル現象の一種 そんな 光芒に出会うことも 偶然…

月よ

たとえ 月に降りたとて 月を掴めるものじゃなし 月に 月なし この星から 眺めると あんなに 静かに 光ってる 感動したい 感動させたい 感動を支えたい 月よ

月への旅路

家への帰路 紺碧の夕空 雲に見え隠れする 月 リズミカルに続く 街灯 道路標識 信号 それらは全て 目的地までの 目標 「目標」とは 何れは過ぎ去るもの 「夢」とは 時空を超えて 過ぎ去らぬもの あの月のように 私を照らす どんな夜にも 雲に隠れても 月は空…

釧路のステーション画廊 佐々木栄松さんの絵画 カンバスの中で 凛と輝く 月 バスに乗り ふと車窓を見たら 蒼い空に 月

乗り過ごしたバス

予約して 待ち続けたバスが 来ない 確認したら すでに通過した後だった帰郷のバスに 乗り遅れた 2時間以上の 空き時間 時間をつぶしに 立ち寄った 駅内の画廊 圧倒的な幻想美が ズラリと並んでいた ここに来る為に そのバスを乗り過ごしたのだろう

大人の人

兄(37): 大きくなったら漫画家になる。 妹(36): 大きくなる前に、大人の人になって…

断片力

最近 目をつぶると 色が見える 下地の色に 薄く塗り重ねられた 淡い紫 それは 風景の断片? それは 構造物の断片? 断片ゆえに 広がる妄想 広がる想像 無限に それを 言葉じゃなくて イメージで 広げてみる

アートの責任主体

現実の退屈さに 気づいた時 僕は 作り始めていた 現実の窮屈さに 気づいた時 僕は 作り始めていた 現実の巌屈さに 気づいた時 僕は 作り始めていた 究極の孤独が 連れてくるものは 寂しさではなくて 好奇心と 想像力なのかも しれない 突き詰められた 孤独 …

絵心再起動

ほぼ10年ぶり 妄想を 風景画にした 下絵など無い いつもそう だから面白い ゆきあたりばったり 最近寝る前に ニンテンドーDS 大人の塗り絵DS2で 描いている 仰向けのままで 電子デバイスの 手軽さ 気軽さ だからこそ 続けてゆく事 このブログのように タイト…

ぬるいコーラ

石段の白 枯葉の茶 テント小屋の紅白 神社 馴染みの食堂 ふわふわのオムライス 窓からこちらを覗く ニャーニャー 白猫 噴水を抜けて 木立の中の 図書館 奥の椅子で 手に取る 画集 版画 コラージュ 水彩 墨絵 食料を買い 橋の上から 歩き眺める 光り輝く 川面…

「べき」と自由

人生に「べき」は無い でも そう言った瞬間から ”「べき」は無い”という思考が 価値観となる 価値観は 新しい「べき」を生み出す それが自我の性 なのかもしれない 「べき」は 檻ともなり 道標ともなる 必ずしも従う必要は無いが 必ずしも拒む必要も無い ベ…

縁と円

因果律 「縁」といいう名の 結び目也や 結ぶも良しや 解くも良しや 縁は 円也 廻り廻りて 己へと 帰る

ばあちゃんの母さん

「母さんどこ行った?」 ばあちゃーん 誰の母さんですか? 「ワシの母さんにきまっとるべ!」 とっくに死んでるんで ないんすか? 「うそこけ!」 んなこといったって… 川に洗濯しに行きました… そーだ ばあちゃん何歳? 「83だったか」 んじゃ母さんは? 「…

牛型

おばあちゃんの 血液型なあに? 「牛型」 干支じゃなくて…

看取り

「死」を自覚すること は 「生」を自覚すること 「生」を自覚すること は 「今」を自覚すること 「今」に意識の焦点を当てながら 時空を旅する 私達 他人の「死」を通じて想像する 自分の「死」 自分の死生観が 人との接し方にも 現れている 認知症であって…

夏の四角

七三分けの 青空と 雲 風にそよぐ 木の葉の 深緑 屋上の フェンス 風景達を 切り取る 待合室の 四角 紙コップに 氷 のどに余韻 カフェオレの 冷たさ もう9月 まだ9月 室内温度32.5度

動機

動機が 創造を 起動する 動機と 技術が シンクロする時 何かが 立ち現れる

どんな 紐でも 結べば 輪になる

うそ

またひとつ うそをついた もうひとつ うそをついた 自分を守ろうとする エゴ 価値を守ろうとする エゴ 終わらない ささやき 終われない しがらみ 殻