新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

キライ

「やっぱり嫌いな奴だった」 と確認作業をしている間は ますます嫌いな奴に 見えてくる キライ度1を キライ度2に することの 空しさ 工夫不足 流れる雲に 名前をつけて 流される自分に 言い訳をつけて 自由を手にした 僕の浜辺で 寄せては 返し 貝殻を 撫でる…

増殖次元

誰かを変えたいと 意識的にも 無意識的にも フォーカスし続ける間は 嫌いな人が 増殖し続ける 眼前に オートマティックに 一人また 一人 と 次から 次へ と そんな次元に 漂流している 僕らは

北見の平行線

あの朝 僕は深夜の都市間バスで 札幌から北見に 一人着いた 3人程の中年 白い息 冷たいベンチシート 温もりのない待合室 これからの生活 新しい職場 漠然とした不安 窓の外で 静かに入ってきた JRの列車 その列車と白い煙の 平行線 暗いブルーの空 余計に白…

僕は 線から 逃げていた のかもしれない 線にも こんなに 美しいものが あるということ 見てはいたけれど 見えてはいなかったのかも しれない 内と外を 隔てるものを 仮に 縁と呼ぶならば 縁の表現の一つが 線 ともいえる でも 線は 内と外を分けるだけの も…

汽笛

浜辺の貝殻 誰かの足跡 寄せ打つ波 流れる雲 遠い世界から 聞こえる 微かな 汽笛

感謝のビート

私の温もりは 母の温もりから生まれ 植物や 動物や 星や 人や その他ありとあらゆる 存在達との 出会いの中から 沸々と 日々新たに 今この一瞬も 止むことなく 確かに 生じているのだ 心臓の鼓動とは それら 一切とのシンクロ 感謝のビート

愛の等号

あらゆる存在達は 無限の等号(=)によって 結ばれている その等号の名を 「愛」 と呼ぶ 僕も 君も 石ころも 鳥も 猫も 星も 宇宙すらも この方程式の中で 胎動し 脈動し 発動している 森羅万象が どんなに 千変万化しようとも どんなに 生々流転しようとも…

情と波

不意な不安感も 不意な恐怖感も 記憶回路の幻 何かに依存する心 何かに執着する心 幻をスクリーンに 映し出している 正体 そして その幻はさざ波 小さな波も 共振すれば 大きな波に 情 という名の波に乗り サーフィンしている 子供や大人 でもさ どんなにプ…

まっちゃんよ

小学生の時 クラスに 乱暴な少年がいた 弱い子と見れば 殴る蹴る 上級生と一緒に廃屋で 喫煙していたり 喧嘩で相手を従わせ その相手に他の子を いじめさせた 僕に憎しみを 教えてくれた 最初の少年 心の嵐 心の戦争 心の葛藤 そんな少年が 必ず泣いてしまう…

緩急

時には早く 時には遅く 時には感性 時には理性 時には古く 時には新しく Now is here Here is Now 軸があれば 田楽も食べ易い 独楽も回し易い かもね

TV

TVの中の TVの世界 TVの国の TVの住人 TVの時代の TVのスター TVに映っているものは 何?

着手

人は 今には自信が持てなくても 未来には自信を持てるのさ それがどんなに 途方も無い夢だとしても 夢に自信を持つこと どんな「過去」すらも 指一本だって 1ミリだって 未来を変えさせることは 出来ない 未来を立ち現すものは 「過去」ではない 未来を創り…

森羅万象=相関構造

単独で生じるもの無く 単独で消えゆくもの無く 星も 人も 花も 石も 全てが ハイパーリンクしている 全てが 相関構造作動中

茶と茶殻と掃除

美味しい茶を立てる 汚い茶殻が生じる 何かを成せば 何かが壊れる 何かを清めれば 何かが汚れる 美しい部屋は 汚い雑巾のお陰 善悪美醜は 表裏一体 そして 善悪美醜は 幻想 美しく生きたいか 生きたくないのか 選択はいつも自由 だから 責任はいつも自分 掃…

鏡次元

●○●○ ●○●○ 拝啓 僕らの次元では 鏡に僕が映ります 敬具

いつも どこでも 気があれば 学べる

夜の劇場

三分間の沈黙の後 静かに幕は開けられ その劇は始る 割り箸で啜る 夜のカップラーメン かやくのキャスト達 いか、キャベツ、味付卵、練物、ネギ… 振り返れば 一体幾つもの この劇場のひと時を 過ごして来たのか ひとしきり 温まった後 その幕は 静かに閉じら…

開眼

●○●○●○●○●○ ●○●○●○●○●○ 有無有無有無有無有無 有無有無有無有無有無 有と無の 二重螺旋のシステムで 僕らは 紡がれ 僕らは 解体され続けるのか 意識は分割され 意識は統合され 形而上の思念達が 形而下の記号となって 現象を立ち現す 張り巡らされた 幾万幾…

小さな歯車

どんなに小さな 歯車でもね 回っているから みんなが動く どんなに小さな 一歩でもね 踏み出したなら 全てが始る いつでも 最初は 小さな事から 僕でも 出来る 事がある

夜のコーヒー

静かな夜の コーヒーは 一番贅沢な 瞬間かもね 夏に比べて 田舎の冬は 時計の秒針 主人公 虫の卵は 土の中 花の種も 土の中 春はまだまだ 先だけど 僕はまだまだ 独身だけど なんだか 今が 楽しいな

同じこと 違うこと

四万キロ進むも 四万キロ戻るも 同じ所 だけど 今にいるのと 今にいないのとでは 全然違うの…

こそっと

僕の住んでる 宇宙をめくると 違う宇宙が こそっと いたよ 電波の海に 漂う僕らは 色も形も影すら 無くて 過去も未来も 地平も 無くて 全ては 思い通りで 遮るものなど 何も無かった 体験も 感動も 無いまま 永遠の今を ただ居ただけ 一つの世界に 括れが生…

「霊」静沈着

てんやわんやの 緊急事態 嘔吐下痢発熱 吐物処理 隔離… 利用者 職員 ダウンしてる いつもの 食堂 歯欠けの 櫛に いつまで続く ノロと風邪 こういう時こそ 一致団結 「霊」静沈着

そんなに

そんなに こんなに あんなに やってもね 動かないものもあるし 止まらないものもある そーして こーして あーして 言ってもね 伝わらない事もあるし 間逆に伝わる事もある

放心状態

きりがないきりがないきりがない 24時間足り無すぎ それでもやっぱり 足るを知れ 休息にも価値がある 無予定にも価値がある すぐに 形になるための 価値なんて 泡のようなものかもね 埋め尽くされた 自分のルール 他人のルール 社会のルール しばし 放心状態

時の流れに

都合が悪くなっても 予定通りにいかなくなっても 流れに任せていたら 都合や予定以上の 気づきが そこに 待っていた よ

オセロ次元

●○○ ○●○ ○○● 色空空 空色空 空空色 黒でもなく 白でもなく 黒でもあり 白でもある 拝啓 僕らの次元では オセロが できます 敬具

空があるさ

分かれても 分かれても 分かれても 迷子になって しまっても 無限にあるよ 帰り道 道が見えなきゃ 空がある