新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

線戯

空っぽになり線と戯れる今ここで描くことの楽しさを楽しさのままに

5分

朝4時過ぎに目覚め いつものように 写真や絵をアップし ニュースや動画を見ていたら 職場から電話どうやら自分は 遅刻をしていることを 知る思い込みで 当番を間違えていた昔から たまに そんなことがある勤務表を見ると まるでガラリと 印字が変わっている…

便利な不便

便利さと 便利さが 相克して 不便になる空っぽは 自由動線が マックスになるそこから見つめ直す究極の不便は 究極の便利近道の回り道 回り道の近道たとえ見慣れた現実でも 新鮮な目で耳で手で足で 向き直す常識は瓦解し 真理は応変す

受身

格闘技の 受身上手く勝つよりも 上手く負けること転ばぬ方法より 転ぶ方法を肉体 思考 感情 反応脆弱さ 傲慢さ無自覚の 自覚

沈黙を探せ

沈黙を探せ内も外も分けず沈黙を探せ意味が添加される前の沈黙を探せ誰にも名付けられる前の沈黙を探せ光と闇に分かつ前の沈黙を探せ静寂と喧騒に分かつ前の沈黙を探せ沈黙を探せ沈黙を探せ

フクジュソウ

アスファルト道 雪解けの 水蒸れる 毛糸の帽子店の傍 狭い花壇に咲く 黄色い花 二輪小さな 春

2極性

分ける 分ける 分ける分けても 分けても 分けても2極が出来る 磁石善悪 正邪 美醜分ける 分ける 分ける分けても 分けても 分けても2極が出来る 比較

幻想ウォッチ

変わるもの心だから 幻想変わるもの体だから 幻想端から端まで 幻想だらけ飛ぶ鳥も 吠える犬も テーブルの時計も雲も 空も 人も幻想

ビスケット

ど根性ガエルの ひろしとぴょん吉が エレベータに閉じ込められたとき ポケットのビスケットだけが 唯一の食料だった一度に食べては 明日の分がなくなるからと 二つに分け 明後日の分 明々後日の分と どんどん分割して 遂には粉々にそれが鼻をくすぐり くしゃ…

鏡の名

子は子であって 子ではなく親は親であって 親でなし故郷は故郷であって 故郷でなく自分は自分であって 自分ではない子なし 親なし 故郷なしついでに 自分なし流れ 巡りし 自然の大河大循環の 宇宙の銀河無数の名前 一つの命無数の煌き 一つの光時間も 空間も…

雪は雪

フォーカスすると 現実にフォーカス外すと 幻想に雪の中 必死に探して 途方に暮れる雪が溶ければ 自ずと 分かる春を 待てるか 待てないか焦っても 騒いでも 季節は季節雪には 雪を 愛でればいい雪は 悪でも 善でも ない隠そうとしている わけでもない雪は 雪

空っぽさん

掴まないから 掴めるそこにないから そこにある赤橙黄緑青藍紫空っぽさん 空っぽさん 空っぽさんの七色 七変化

ふうせん

いってきます いってらっしゃい ただいま おかえりこんにちは こんばんは ありがとう さようならもったいない おもてなし いただきます ごちそうさまでしたたいへんよくできましたことば ことのは ことをつたえる きもちを のせてこぼれおちてく きもちの か…

マトリョーシカ宇宙

マトリョーシカ 伸びて縮んで 2つに分かれ その中にも マトリョーシカ無限に続く マトリョーシカいつまで続く マトリョーシカ誰が作った マトリョーシカマトリョーシカの 雨が降りマトリョーシカの 雪積もるマトリョーシカは 何者だマトリョーシカは 増殖し…

面白さ

最初から面白いものなど 何もないつまらないものも 何もない対象は対象として あるだけ面白いと感じる 自我つまらないと感じる 自我自我は自我として あるだけあることの 面白さないことの 面白さ面白さを生み出す たったひとつの 主体

テトリス その3

積み上がる 形たち平らにしては 消して 平らにしては 消して目を閉じても 反復してしまう 中毒的ゲーム画面の中 枠の中主人公は いない画面の外 枠の外だれも いない

テトリス その2

降り積もって 山となり 天まで届けば ゲームエンド形が形を 積み上げて形が形を 打ち消して操縦と 消滅の カタルシス的快感強迫感と 達成感の 繰り返し積んでは 崩し 掘っては 埋めてテトリス地獄の 甘美な 苛立ち

極上

あらゆる不幸よりも上に あらゆる幸福よりも上に あらゆる不安よりも上に あらゆる恐れよりも上にあらゆる思考よりも上に あらゆる幻想よりも上に あらゆる現実よりも上にあらゆる宇宙よりも上に あらゆる次元よりも上に あらゆる悪魔よりも上に あらゆる神…

テトリス

女性でないと 出来ないこと男性でないと 出来ないこと競争では 出来ないこと敵、味方の 二分法では 出来ないこと形は違えど テトリスのように 列が揃えば ブロックは消滅する形は何だっていいその形を いかに活かすか

パラパラ世界

動かない時計を 幾層にも重ねた パラパラ時間動かない世界を 幾層にも重ねた パラパラ世界動かない対象を 幾層にも重ねた パラパラ心情喜怒哀楽 パラパラ感情知覚の弾丸を マトリクスのネオのように 時間の源まで 対峙し 抜けてゆく動揺の中に 動揺はない感…

ジャンケンの形

いくら自分の左手で うまく自分の右手を 隠しても 右手が出した ジャンケンの形を 知っている自分自分は 自分を 知っているいくら自分の両手で うまく自分の口元を 隠しても 自分の言いたいことを 知っている自分自分は 自分を 知っている知っている 自分に …

空想ディーゼル

余白 余韻 余剰あまりある 不足感あまりある ネガティブさあまりある 飢餓感あまりある 愚かさ生み出す力だ 空想ディーゼル

無力

去るのは 過去来るのは 未来在るのは 現在過去は無力 未来も無力追う楽しさ 逃げる楽しさでも いつかは 飽きる飽きるから 楽しい変化自由ばいちゃ、ばーいちゃっ

オチ

オチがないから 落ち着かない人は オチを求め 結果を求めるそれじゃ 人生のオチって 死ぬことか?なんでも かんでも 無理くり オチをつけようと してやいないか落語家や漫才師でも あるまいに落としたつもりが スベってしまいスベったつもりが オチとなるそ…

気球

いくら 燃料があっても 点火しなければ 上昇気流は生まれないいくら 上昇気流が生まれても 砂袋を切り離さずば 上がらない点火と脱落執着からの 飛翔自由への 帰還

ゲーム世界の王

無いと思えば 無い有ると思えば 有るゲームの中の ゲームの中の ゲームの中の ゲームどこまでが ゲームで どこまでが 現実か裸の王様 自分支配しているつもりで 完璧に 支配されている王様は 裸だ王様は 奴隷だ現実の中で作られた ゲームゲームの中で作られ…

信念体系シグナル=感情

現象刺激 入力 感受性センサー信念体系の反応出力 感情 喜怒哀楽反復(リピート) 信念体系の固定化 トラウマ競合(コンフリクト) 信念体系同士の衝突 コンプレックス 自己嫌悪出力 病気信念体系の自覚 リセット ニュートラルあるがまま

笛は 自らを 鳴らせない管を通り 穴へと抜ける 息のままにその時 笛は 笛となる

音なき音

夜の中で 働く おいらの 音朝の中で 目覚める あなたの 音太陽の上る 音月が照る 音音なき 音を 聴け優しさが 聞こえる前の 優しさ優しさが 伝わる前の 優しさを 聴く聴く聴く

時の幻

未来がなければ 運命なし過去がなければ 業もなし時という 幻想を信じるか 信じぬか時の闇鍋 つまみ続ける 3本の箸食うか 食わぬかあなた次第あなた次第あなた次第