新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

本当の仕事

本当の仕事は 生きること本当の夢は 生きること本当の現実は 生きること生きて 生きて 生きまくること

撮る人

撮る人は 楽しむ撮る人は 行く撮る人は 観る撮る人は 待つ撮る人は 写す撮る人は 去る見えない何かに 背中を押され見えない何かを 今日も撮る人

感情連写

沸き起こり 消え去るまでの感情を内なるカメラで連写する

残り者

肌寒い部屋ストーブをつけたり 扇風機を回したり退職する 先輩移動する 先輩最後の最後の 残り者私

燕と鷺

忙しく飛び回る 燕悠然と虚空見る 鷺それぞれの 景色それぞれの 時間それぞれの 生

ドーナッツの穴

ドーナッツの穴は ドーナッツを食べると 消える消えながらも 外と呼ばれた空間とつながり 全てになるそもそもそれは ドーナッツだけの穴 なんんかじゃなくてたまたま ドーナッツの穴 に見えている だけの空間ちくわの穴 タイヤの穴 輪ゴムの穴 ホースの穴現…

曇りの日は

曇りの日は 細部がよく写る曇りの日は 光が柔らかい曇りの日は 影が弱い曇りの日は 湿っぽい曇りの日は

私という駅

駅来る列車行く列車貨物列車旅客列車無数の人々様々な思い出会い別れ喜怒哀楽様々な物語そして そこには もう誰もいない

鼓動感覚から

心臓心臓の鼓動鼓動の感覚感覚の経験経験のままに

01

目を閉じて 0目を開けて 1

古くて 新しい 仲間との会食帰宅して 22時いろいろな 物語それでも 今の中に 畳まれている

金科玉条

時は金なり金は幻なり

ドーナッツの穴を食え

こうすれば ああなる 因果論こうしようが ああしようが なるようになる 非因果論種を蒔き たとえ 実をつけずに 枯れ果てたとしても その枯れ果てたが故に いつの日か 他が実をつける 因となるかもしれないそれは 種に見えて種に非ず 芽に見えて芽に非ず 花に…

仮もの

あれそれもこれもどれも天上天下 全て 仮もの仮ものに 付けられた 意味 価値 比較 優劣 差別 善悪 美醜ストライクど真ん中の 見逃し三振ウロコレンズの 眼鏡レンズの無い 望遠鏡

中央中空

部屋の真ん中に 長年鎮座していた 断裁機PK-513LN避けながら歩く 滑稽さに気づき 片付け 中空になった部屋全方位的に 障壁だった 部屋全方位的に 解放された 部屋中空構造無限の 活路

中央中空

いただきます

お金で物も命も買えるんだ だから いただきますも ごちそうさまも いらない等価交換幻想それでは あなたの値段は幾らですか100億円? 100兆円?はいどうぞあらら お金で買えないの?地球上のありとあらゆる お金をあげますからあなたを売ってください あなた…

ドロ〜ン

その無人機は地面から飛び立ち 空中を動き 空中に止まり そして 地面へと降り立つその無人機は自分が操縦されていることを 知らない地面から飛び立ち 空中を動き 空中に止まり そして 地面へと降り立つのは 自分の意志だと 思っている無人機を操縦する 人 と…

そもそも

カレーライスを注文して 福神漬けだけ食べて 帰るのかカップラーメンに 湯を注いで 湯を捨てて 帰るのか玄関で靴を履き 玄関の外で靴を脱いで 歩くのかそもそも 何が目的だったのかそもそも 目的はあったのかそもそも それは 夢だった

蜘蛛の巣

何にもない 何にもない 何にもない自由も 不自由も何にもない当選 当選 一等当選制限世界の 資本主義幻想の 拝金幻想の 宝くじ益々 当選 一等当選幻想固定の 一等当選追えば逃げてく 自由という 幻想蜘蛛の巣に 腰掛けて 蜜を吸う 蝶の後ろの正面

同じ

同じ水まだあるか もうないか同じ時まだあるか もうないか

どんなことがあっても どんなことがあっても どんなことがあっても汚かろうが 美しかろうがただ一点も 曇りなく輝き 輝き 輝き止まぬ私を貫く命

21.3℃

22:17 気温21.3℃ 質度54% の室内寒いのでストーブをつける蓄熱式でしばらく使ってないので 温風の音沙汰なし外は雨靴下と スエット上下すっかり湯冷めした 身体22:46頑張らないで そろそろ 寝よう

月見蕎麦

努力しないことを 努力する努力することを 努力しない努力しないことを 努力しない努力することを 努力する歩いていても 行けぬ 月黙っていても 食えぬ 蕎麦音を立てて ズルズルと行こうじゃないか 月見蕎麦

道中

道中の花道中の雲道中の川道中の石道中の私

自道

歩くところが 道幻想か 現実かその分別こそ 幻自ら歩く道が教えてくれるまで自道を

私心なき 自立誰のためでもなく 光を求め 自由に 生きる中空でも 節を作り 真っ直ぐに 伸びる 竹笊になり 籠になり 傘になる手をかければ 何にでもなる何かになる必要はない竹は竹でいいこの手で こしらえこの手で 確かめるその喜びを 忘れないで

小さい四季

小さい四季 小さい四季 小さい四季 見つけた光速の四季目まぐるし過ぎて 認識できない 何か起承転結物語それぞれの ユニークプロセスそれぞれの ハッピーエンド

懐かしさ

声も 姿も 懐かしいでも 違う人違っても 感じのいい人日常にある 懐かしさ「長いあいだおせわになりました」菓子の包み紙に書かれた 先輩の言葉人それぞれの 道思い出だけが 残される

たんぽぽ

平面世界を 右往左往したあとはそのまま不動の 無限大風に我が身を任せ 四方八方 散りながら大地に落ちて 根付くは たんぽぽ