新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

北の道

膝より高い 雪だまり容赦なく 突き進む 長靴容赦なく 入り込む 雪スコップで 切り取り作る 北の道

ノンエフェクト

加工された 自分の 記憶加工された 他人の 記憶加工された 世界の 記憶加工された 宇宙の 記憶懐かしさすらも 加工された 過去切なさすらも 加工された 未来自然を探す天然を探す自然の自分自然の他人自然の世界自然の宇宙交差する 幾万の可能性恨んでも 愛…

いつかまた

昔の同僚たちが どっと職場に現れた自分に会いたいと 言ってくれてた Sさんとは 強烈にシンクロ率が高い不意にSさんを思い出すと 翌日にSさんが会いたがっている話とか 現実に会うことになったり 本来、今日は休日だったが 勤務交代でたまたま出勤してい…

世の中、何とかなるもんだ

右を左に 左を右に だんだん 立ち位置 見えてくる上を下に 下を上に だんだん 順番 見えてくる「世の中、何とかなるもんだ」母の言葉が 道照らす

統合

行動変換動作一度で済むなら 一度が早い過去の悩み 未来の悩み一度で済むなら 一度が早い二つの世界は 一つの世界罪も罰も 表も裏も幻

自由人

自由不自由な中でも 曲がっても 這ってでも存在を 自在たらしめる 意思自由不自由すらも 遊べる 意思どん底の星でそれでも笑いを忘れぬ 意思

希望

光 も 希望闇 も 希望朝が来ることの 素晴らしさ夜が来ることの 素晴らしさ存在 も 希望不在 も 希望あなた も 希望わたし も 希望誰かは 誰かの 希望自分は 自分の 希望

切れ目の中の

雲の切れ目の 中の 雲言葉の切れ目の 中の 言葉見えなき 雲見えなき 言有と無の戯れこぼれ落ちそうな何かを 両手を差し出して 掬おうとする 詩

私の在り処

墓の穴にも 千の風にも そこに私は いません墓の穴を 穴たらしめている何か千の風を 風たらしめている何か私は いませんどこにも私は いますどこにでも

8時だョ!全員集合体!!

私は食べた 私は飲んだ玄米を 菓子パンを ドデカミンを ひじきと茎わかめを ホッケのフライを アイスを私の肉体は 米であり 麦であり 水であり 魚であり 鳥であり 豚であり とにかくありとあらゆる 取り込んだ彼らの 集合体そして彼らもまた 食いつ食われつ …

からくり屋敷

時計じかけの 時間身体じかけの 空間思考じかけの 感情手作りの 自動装置悩み職人自作自演の からくり屋敷

行くも 戻るも 同じこと白 黒 透明光の感得晴れも 曇りも 雨も 雪も同じこと味わい味のむこうへ

生まれたての 世界熟れた 世界枯れた 世界消えた 世界1000兆年前の 明日1000兆年後の 昨日膨大な 宇宙箱の中の 幻想宇宙という名の 投影時間という名の 影ひび割れた 路上に咲く 花全てを覆い尽くす 雪

地吹雪

なだらかな 曲線ふきだまり除雪車雪の山足跡ゴワゴワと吹く風ニラかネギか分からないが 根が付いたまま 鍋に入れて 食べた ラーメン布団の底 足元の湯たんぽ冷たい廊下 下痢をしてトイレ通いくしゃみ 口の中の上がむず痒い窓の外 吹き飛ぶ雪振動する 窓

ファスナー

あたりまえの 世界が まるごと 異質になる異質な 世界が まるごと あたりまえになる夢と 現実日々の 変換日々の 駅背中の ファスナー

除雪

水たまりに 落ちた 水雪だまりに 落ちた 雪積み上がる 言葉かき分ける 除雪車降り積もる 時計溶け残る 長針と 短針溶け残る ドット何もしなければ だだっ広い ただの 雪原取り除くことで 作られる 道道を作る降っては作り降っては作り降っては。。。

差とり

差のある場所で 向き合うのではなく差のない場所で 向き合う差を作ろうとせずに 差を埋めようとせずに差のない場所でこそ 邂逅できる 何か開かれた心開かれた扉「敵」作らねば 無敵「差」作らねば 道通大道無門どこへでも続く道がある

 (仮)

かっこ仮あれもそれもこれも 仮この世は 現実か幻想か シナリオか虚無か不思議 思議しないまずは 仮かっこ仮

それは それあれは あれこれは これこれはあれのそれのこれ分けるほどに 分けられなくなる パラドックス雪が降るこの雪 その雪 あの雪雪 雪雪 雪雪雪 雪雪雪雪 雪雪雪雪雪 雪雪雪雪雪雪 雪雪雪雪雪雪雪 雪雪雪雪雪雪雪雪 雪雪雪雪雪雪雪雪雪 雪雪雪雪雪雪雪…

説得と納得

根拠で 説得しようとするのか関係で 納得してもらうのか男と女国と国世界と世界コミュニケーション長い長い 糸の向こうの 自分

人として

根拠に基づく 外発的 行動関係に基づく 内発的 行動人ととしての 物語嘘か 真実か よりも物語として 美しいか物語として 感動できるか物語として 伝えたいか人としてただ人として

玉子の中の 世界の中の 玉子世界が先か 卵が先か君の中の 宇宙の中の 君君が先か 宇宙が先か有るか 無いか正しいか 誤りか現実か 幻想かどれも先ではなく どれも先でもある先か後か なんて 時間を前提とした 比較 概念 解釈時間そのものが 現実であり 幻想で…

非局在的リアリティー

この 見慣れた銀河の どこかの星 ではなくてこの 見慣れた宇宙の いつかの星 でもなくてこの 見慣れた身体の どこかの機能 ではなくてこの 見慣れた心の いつかの感情 ではなくてそれは 過去にも 未来にも どこにも ありはしない リアリティー自分自身の リ…

波風

懐かしい面々新鮮な面々懐かしい感情新鮮な感情揺れ動く波逆巻く渦淀む水澄み渡る水静かなる底波風おかえりなさい

しっぽの世界

追いかけたり 逃げたりしている それら全ての 対象は自分のしっぽ遠い遠い 世界へと 伸びてゆく 自分の しっぽあまりに それは 長すぎて自分のだとも 気づかずにあまりに それは 身近すぎて自分の事とも 気づかずに

呼吸に気づかれないように

呼吸に 気づかれないように呼吸の 端っこを尾行するぼやっとしていたら すぐに見失うかといって 操作しようとすると 呼吸に気づかれて ぎこちなくなる呼吸に 見つからないように呼吸の 折り返し地点を 観察する水泳で 壁ターンするように呼吸が ターンすると…

隙間スイッチ

隙間で 歩く隙間で 探す隙間で 遊ぶ隙間の隙間の隙間の隙間隙間の 世界にレッツラゴー!

路地裏から 路地裏へ屋根裏から 屋根裏へ昔から 裏が気になる機械の内部社会の裏側世界の裏側自分の裏側その現れが 他人