新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ソリトン波のように

立ち 向かう 波に出会っても 高さを変えぬ ソリトン波のように ただ一人で歩め ただ静かに 歩め 情熱の津波となれ 継続の孤立波となれ ソリトン波のように ただ一人歩め ただ静かに 歩め

宿業の終わり

どんな朝にも 夜が来るように どんな夜にも 朝が来る どんなカルマにも 終わりが来る 死ぬまで 生きる 身一つ 道一つ

存在=愛

存在とは 相互作用 相互作用とは 愛

影法師

近く遠く 強く弱く 寄せては 返す 三千世界の 夢また 夢で 千度の生と 千度の死 振り向けば 累々たる 我が屍の 山また 山で 覆っては 脱ぎ捨て 被っては 剥ぎ取り 巡り巡りて 自我を得て 自我を捨て 大地を 駆ける 影法師

「昨日、雷がね電柱に落ちたの」 売店のお姉さんが言う 土砂降りの雨 雹が降り 雷鳴 雷音 短時間で 浄化は終わり 残るのは 青い空と 秋の雲

グレープフルーツ

浴槽に グレープフルーツの 皮 二つ それだけで 緑は黄色へ 香りは 気分を どこかへ 運ぶ

現象→形→アート

現象は形を残し 形は現象の器となる 形は様々な現象をサンプリングし 新しい形を作る 現象と形の輪廻の中で アートは巡る

魂とOS

「宿命」と言う名の OS(Operating System) 人生全体を管理する 基本ソフトウェア その上で アプリケーションを実行している その実行過程を 「運命」と呼ぶ ハードウェア(肉体)の仕様の違いは 「宿命」が吸収してくれるため ある「宿命」向けに転生さ…

人生のアプリケーション

私にとって 思想・哲学・宗教は 人生のアプリケーション 中学生の頃から 「仏教」と言うアプリを 使い始めて今に至っている もちろん他のアプリも併用している つもりだけれど やはり結局このアプリを 使用してしまう お経と言う名のマニュアルは 膨大すぎて…

たとえば

心とは 魂の機能 魂とは 神の端末 神とは 遍在する根源 愛とは 根源から律動する 相関関係

石の中 眠る 幾億の 宇宙

自己限定

それがある限り それ以上に進めない それがある限り それ以下を恐れる それがある限り 私に帰れない その鎖を 解き放つ 音がある 解き放つ 詩がある 解き放つ 真理がある

時計の種

宇宙に散らばる 時計の種 今夜は 雨と秒針が パラレルに 聞こえている 時が経たねば 作動しない 遺伝情報 そして カルマ いつ作動するのか 予測は出来ない 自我の ギアチェンジ 未だ出来ていないけれど 今は 体を癒そう

滋賀の夏

子供の頃 ある夏に 初めて北海道を離れて 家族と一緒に行った場所 滋賀県 古い瓦屋根のある民家が並び 土塀が連なっていた 下水道には蓋が無く そこに白い蛇が泳いでいた 夜には近所の子供達が数人来て わざわざ自分のために 虫かごに蛍をとってきてくれた …

幸福探知機

幸福は 場所でもなく 時間でもなく 幸福は ゴールでもなく スタートでもなく 幸福は 夢でもなく 希望でもない 幸福は 何処にもなく 何処にもいかない 幸福は 感謝の中 感謝は 幸福の中 その外になく その上にも その下にも ない

幸福駅

え〜次は〜 幸福〜 幸福〜 幸福駅に停車いたします〜 停車時間は〜 感謝分報恩秒〜 お降りの方は〜 経験と感動の〜 お忘れのないよう〜 ご注意お願いいたします〜

感覚の向こう

見えぬ世界では 容姿なんて 何の魅力も 無くなる 聞こえぬ世界では 美声なんて 何の魅力も 無くなる 感じぬ世界では 快感なんて 何の魅力も 無くなる 肉体感覚 執着 無常 健常者の常識など 障害者の非常識 物質的価値観の常識など 霊的価値観の非常識 見ざる…

悲しい瞳

おーい おーい 寂しそうな 爺ちゃんの 瞳の向こう 10歳の頃 便所で 首を吊った 父 それから 精神的に 病んでしまわれたという 爺ちゃん 大丈夫だよ 爺ちゃん バカヤロウ バカヤロウって いいつつも 悲しい瞳で いるのを知っているよ とっても とっても 優し…

噂の税金

噂には 税金がかかる 悪い噂ほど 高額になる 知らぬ間に 高額納税者と なっている 人たち 小我の噂には 小我の噂が 返ってくる 見ざる 聞かざる 言わざる

貝がら

地平線の向こうへ 接続された 白い貝がら 耳を澄ませば 闇の中に こだまする 数億年前の 波音 透き通る ヘッドホン 静かな 月 宇宙は 今日も 開いては 閉じてゆく 貝がらだけを 残して

太陽の法

雲上の青空 海底の静寂 いつも 今も そこに ある どんなに 雨に打たれ 波に飲まれても 微動だにしない 温もりと 眼差し 太陽の子 太陽の記憶 太陽の法

Common Sense

変化してゆく 共通感覚 時代も変わり 世代も変わり 町並みも変わり 少しずつ少しずつ 消えては 現われてゆく 変わり続けてゆく 常識

その道を

長い道だからこそ ゆっくりと歩こう 大きな道だからこそ しっかりと歩こう 一期一会の 道を

歌よ

リズム 10代のリズム 20代のリズム 30代のリズム メロディ 10代のメロディ 20代のメロディ 30代のメロディ 力仕事をしていると メロディが 知らないうちに 頭の中を駆けている 多くは20代の頃流行った歌だったり 生まれる前に作られた 唱歌だったり軍歌だっ…