新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ハイ

夜の10時から朝の7時半まで 夜通し作った酢飯やオードブル筋肉痛の右上腕家に帰り一眠り ハイの状態 大声で寒い寒いと 言いながら 階段を下りると 玄関には見知らぬ客人が二人赤っ恥

朝起きたら すでに餅つきが 終わっていた年に一度の 自動餅つき器昼に できた豆餅とハムを入れた カレーヌードルを食べた明日は早い湯タンポに足を乗せて 寝る

仕事帰りの家に 先生から画集3冊と ハガキが一枚絵を見ないうちから こみ上げる何か昨日は物置整理で 画集を偶然発見絵にまつわることが シンクロしている

フラッグ

フラッグを立てる自分のハートが 喜ぶ場所にやみくもに ボールを打っても 届きはしないフラッグは はためくしかし そのはためきは フラッグ自身の力ではない風時にフォローし 時に向かってくる その風しかし その風を制することは 出来ない出来ることは 待つ…

ドレミファソラシド

ぶれっぶれの ぶれんぶれん一貫性なぞ どこえやら自由を求めて ぶれっぶれあっちへ こっちへ とっちらかってしゃかりき 混乱 ころりんこ下手な考え 休むに似たり明日は明日の 風が吹くドレミファソラシド どこへでもドシラソファミレド どっちらけ

朝から雨が降っている薄明りの仏間で スケッチする オニユズ遅々として 進まぬ アクリル画

絵の年

今年は 年初から年末まで 絵にまつわる年だった家に来た偶銀行のカレンダー その絵を描いたのが 卒業制作の担当教師小学時代に覚えていた 絵を描いていた先生の 個展卒業制作の絵をその先生に 見ていただけたこと そして今でも連絡を取り合い 幻想画の理解者…

スケッチ

風呂に入れていた オニユズを シャープ鉛筆で描くぼこぼこ していて 柑橘類にしては 複雑な表皮薄すぎた芯のためか なかなか立体感が出ないミカンを食べて その皮を重ねて 描く意外と 奥行きがあり 面白いことに 気づく母が来て その皮を捨てようとしたので …

自分以外は みんな師そして自分には 完璧な師などいない誰かが歩いた 道を歩き誰も歩いたことのない 道を歩いていく

白いキャンバス

一枚の 白いキャンバス僕が 白いキャンバスのままで 捨てられるほど 悲しいことは無い白い輝きも 白い美しさも 白い純粋さも白いままで 終わるのならば雑巾になり この身で汚れを拭き取られ ボロになって捨てられた方が よっぽどましだ僕は 白いままで 終わ…

石ころの意思

この偶然できた模様を「どうしようか」 ではなくて「どうなっていきたいのか」 を見守る転がる石ころを「どう転がしたいのか」 ではなくて「どう転びたがっているのか」 を見守る再現性に囚われない 何かをその何かのままに

水玉模様

平日昼前 茶の間で粉チーズ 花カツオ 昆布の佃煮 を入れた インスタントの塩ラーメン後ろで パツパツと食べ始める オカメインコAmazonの段ボール4枚 A4のボール紙4枚ジェッソを塗って キャンバスを自作仏間に広がる 水玉模様

光の中で 朝を迎え闇の中で 夜を迎え言葉の中で 自他を迎え沈黙の中で 存在へ帰る

黒板

長い長い黒板に 長い長いチョークで 僕は絵を描いていた時には 描いていることも 忘れるほどに 何かに没頭し色々な色で 描いていた長い長い黒板だからそれが黒板であることすら 忘れて長い長いチョークだからそれがチョークであることすら 忘れてさまざまな…

地球

切って切って 切り刻んでも両端に現れ続ける N極S極進んで進んで 全速力で進んでも眼前に現れ続ける 無限回廊握った凧の糸握られているのは 凧か 自分か終りの無い 線路を眺め始まりの無い 鉄橋を渡る春夏秋冬サイコロ遊び世界で一番高い山目に入らねば 無…

僕のしっぽ

僕のしっぽは 闇の彼方まで続いていたしかし、それは 僕のしっぽではなくて 僕がしっぽなのかもしれない僕のてっぺんは 光の彼方まで続いていたしかし、それは 僕のてっぺんではなくて 僕がてっぺんなのかもしれない世界が無限である限り 真実なんて 誰が決…

遠近

規則的なグラデーション 規則的な大小 規則的な線そういう遠近法ではなく もっと奥深い 遠近

塩ラーメン

バイトが終わり 風の強い夜道傘を蛇行させて うっすら積もる 雪に落書きしながら 家路へ向かう茶の間には ゲームに夢中の妹と 椅子に座り待っている母 眠りこけた父塩ラーメンに 鰹節とチーズを入れ 最後は汁まで飲み干す湯たんぽを 風呂場に入れると シュー…

絵の具

焼き鳥とおやき みんなに振る舞う 誕生日急に振り出す 雪の道路新聞の切り抜きをしながら 素材を少しずつ集める明後日には 絵の道具が届くらしい今はただ 待つ昔描いた絵も 途中から手作業をやめて ファイルリネーマーで 自動リネームし 仕分け終了

夜霧

バイト帰りの 氷が緩んだ 夜霧の道で信号機やら 外灯やら 室内からの 漏れ出た光スポットライトのような 散乱光まるでそれは 期せずして 現れた クリスマスイルミネーション

イーゼル

物置から 2004年に購入したイーゼルを取り出し 狭い部屋へ設置する絵の具と筆を注文し あとは待つのみ形を捨てながら形を探す探す事さえも 忘れてどこまで 私を捨てきれるか夢中になれるか

 岡本太郎

「自分に能力がないなんて決めて、 引っ込んでしまっては駄目だ。 なければなおいい、 今まで世の中で能力とか、 才能なんて思われていたものを越えた、 決意の凄みを見せてやる、 というつもりでやればいいんだよ。」「むしろ「成功は失敗のもと」と逆に言…

ただ描く

何かを描くのではなく ただ描く何かに似せるのではなく ただ描く何かになるのではなく ただ描く僕はそれ例えば リンゴを描くのではなく 僕はリンゴリンゴの内側から描く見えるからこそ 隠される何か見えないものこそ 描く価値があるそこだけをただ描く誰が何…

水圧

蛇口から 勢いよく水を出す小さなコップでは はじき出されて あふれ出る小さいコップを満たすには ゆっくりと入れていく焦っても 一度に大量に入れても 残るのはわずか圧力よりも 時間

メール

先生からメールが届いていたことに 4日後の今日気づく思えばその先生が キャンバスに向かって 想像画にしてはリアルな 絵を描いていたのを 小学生の僕は 何故かはっきりと覚えている時々 その先生を思い出しては 記憶の淵に消えてしまっていたまさか その先…

※[詩]運自分の意思を超えたところで 起こる事そもそもが 自分の意思そのものに 実体が無い受動意識自由の虚性運と言う名の エピソード

路上

朝 雨のように降る雪 路上に積もる傘をさし 長靴をはいても 濡れているズボン振り返れば 価値のない目的や 価値のあるプロセスAからBへ行く事よりも AからBの間にいたことが なぜか思い出に雪に濡れ 明日を憂い 風に吹かれながらもこの道を 歩いているの…

やりたいことは

バイト帰りの タイル道夜でも明るい 店の前ドラッグストアで 菓子ジュース買物袋をぶら下げて 家路についたら 小皿に餃子テレビじゃ 最後の有線大賞50回今年も残り あとわずかやりたいことは やれたかな?

グラデ―ション

絶対に 混じらないと思っているものを 混ぜてみる光と 闇の間に 無限のグラデ―ション前の後ろ後ろの前自と他境目など無い

一人

室内温度12.2℃電気ストーブをつけて 詩を書いている好きなことを 一筋に するだけ