新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

路上


雨のように降る雪
路上に積もる

傘をさし
長靴をはいても
濡れているズボン

振り返れば
価値のない目的や
価値のあるプロセス

AからBへ行く事よりも
AからBの間にいたことが
なぜか思い出に

雪に濡れ
明日を憂い
風に吹かれながらも

この道を
歩いているのは
自分という
奇跡