新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

蛍光管

午前中 台所の包丁容器が古く汚れていたので 新しいものに取り換える 2005年に取り付けたものだった三本の蛍光管からなる 蛍光灯真ん中のが点滅してきたので 紐を引くと真ん中だけ消えた46年生きてきて 蛍光管の点灯する第一本目が 真ん中であることを 今頃…

ゆっくり

故郷へ帰り 1年が過ぎたゆっくりと 時は流れて 偶然の中で 懐かしい人たちに 会うことが出来たYouTubeには 輝いていた80年代の 音楽番組小学校の記念誌には 先輩たちの面々嵐と青空が 交互にやってくる 不安定な季節いつの間にか 家族と暮らしていることが …

絵画展最終日

懐かしい絵の先生と話し 他の来訪者のおばさんたちも 実は同級生の母だったことが分かる その間、家には同級生が営業で来たらしい作品の搬出も先生に頼まれ 手伝うとAmazonで注文しようかどうか 思案していた先生の本をプレゼントされた。 母への御土産とし…

闇が怖いのは 自我の臨場感が薄まるから精一杯の恐怖で 自我の臨場感を高めようとするしかし毎日毎日闇に飲まれて 眠りに消える

社長

一週間ぶりに 社長と働き 一緒に帰る母の用意した鍋を食べて サイダーを妹と分けて飲む夜まで働いても 不思議に腹もすかない明日は休み 今を歩む

転石

少しづつ 要領を得ながら 仕事をしているタイムオーバー10分の 粥先輩にバナナとハンバーグを勧められ ほうばる背中に栄養士転石苔生さず

絵の先生

小学生のころ 図工室らしき教室で 絵を描いていた先生それは具象的ではあるものの 幻想性が高い不思議な絵だったのを 鮮明に覚えている先生の名前は知らないが 同じと思われる画風の絵が その頃通っていた 耳鼻科の治療室の上に飾られていたその先生と覚しき…

退屈

天も地もない 退屈な世界から天から地まで 変化に富む世界へ生老病死 ままならぬ世というデラックスな条件 で

始点Aから終点B

動いているときは 止まれと思い 止まっているときは 動けと思う恐怖や不安で コントロールしようとするコントロールできないことに 絶望する依存すらコントロール始点Aから終点Bその間を追い その間を迷い その間を苦しむしかしそれはA地点からB地点まで…

快と不快

寝ていれば 温かいのが快適で 寒さが不快風呂上がり 温かいのが不快で 寒さが快適

眠れないとき

眠れないときは 自分にとって無意味なことをし続ければ 眠たくなるように脳は出来ているらしい無意味なことをし続けるということは 目的のための意味のある手段となる つまり 無意味の意味化しかし肝心なのは 意味化ではなく 同じことを繰り返しているうちに…

不安

不安を消すために 次の不安を抱える不安が不安化して 不安を確信してしまう不安という 思考それは 思考未来への 思考未来への妄信

大局

分け入れば 小局に執着し 大局を消失する大河は 帯のように 幅を持って流れる何を焦る?何に恐れる?大きく 流れに任せる

夕陽道

バイト帰りの 夕陽道懐かしい風景の中に ゆっくりと 歩調をシンクロさせていく何度も歩いた道 何度も歩きなおしている道どこへ家へそして どこへ

みな同じ

全ての全てであり 無限であり無でもある満たされており 何も無くただ 無窮の至福に満ちた ありとあらゆるものの 根源であり 果てである引っ繰り返せば みな同じ

複雑な道

分け続ける 選び続ける 迷い続ける複雑な道

シンプルな道

分かれない 選択しない 迷わないシンプルな道

ロールキャベツ

見習い期間 ロールキャベツを半分に切る半分にしたつもりでバットに並べると 以外に凸凹お弁当におかずを置いていく楽しい妹が言う「お前はいつも自分がしたいことしかしないからな」

ボリューム

思考のボリュームを 下げていくそのためには しっかりと 思考のつまみを 回していくもしくは 音量ボタンを 押し続ける

ストーリーと情報

振りむいたときに足跡が見えるのがストーリー 見えないのが情報

ミス

結局同じことの 繰り返し同じことを 練習しないと同じミスをする

温度

しっかり温まると 冷たい水も 快となる