新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

空よ

電信柱の 向こうに そびえる 空の山脈 青空の 一番 深い谷底に 咲いている 花 海の無い 岬には 今日も 碇の無い 船が 漂っている 碇は いらない 雲の船は あるがままに 進んでいくだけ 碇は いらない 空よ

8分後の太陽、1秒後の月

空に見える 太陽は 8分後の姿 空に見える 月は 1秒後の姿 すべての 見えている星は 過去の姿 自分の生まれた 姿を見るには 自分の年の光年数だけ 地球を離れればいい 35光年の 自分よ 45億光年の 地球よ 150億光年の 宇宙よ 目に見える宇宙は すでに放たれた…

水と体と息

昼過ぎに 公営プールに行った 数年ぶりに 泳いだ 泳いでいるときは 否応無く 呼吸だけに 集中している 自分がいた 10代までは 全くスムーズに泳げなかったが 20代のはじめに 町営の無料プールで、 見知らぬおばさんに教えてもらい、 息継ぎができるようにな…

面接

今日は 再就職の為の 面接に行った その施設は 認知症専門の グループホーム 私は過去に 特別養護老人ホームの 介護福祉士として 働いていた経験があったが そこは 大規模施設の現場とは 明らかに異なっていた 福祉施設というよりは 寮のような感じだった 実…

流儀

夜汽車が 過ぎていく 乗用車が 過ぎていく 不快な ノイズ 騒音と共に 早6年 落ち着かぬ 環境もまた 内心の 現れだった 自分の中で わめき続けていた そのとおりに 日常風景は けたたましかった 見極めて いなかった 整理しなかった フラットにしたい ニュー…

プラネタリウム

こころの プラネタリウムが 現象世界を 投影している 人が星座と呼ぶものは 点と点を結ぶイマジネーション 人が世界と呼ぶものも 点と点を結ぶイマジネーション 国が変われば 星座も変わるように 見る人が変われば 世界も変わる 私の星座は 私が創る 私の星…

北風と太陽と自我

旅人のマントを 取り去るために風で吹き飛ばす方法と 熱で自ら脱がす方法が ある 旅人という自我 マントという執着 自我の執着を 取り去るために 風で吹き飛ばす方法と 熱で自ら脱がす方法が ある この場合、 風とは外的圧力。 熱とは内的慈愛。 どちらでも…

悲しみ

くるくると まわっているのに 誰も それに気づかない 当然のように 朝が来て 当然のように 夜になる まるで 動いているのは 己ではなくて 空のほうだと 思ってしまう みんな 自分が 正しいと 思っている みんな 自分の 世界を 見ている つながっているのに …

送別会

つぼ八で とっても ささやかな 送別会 同部署の人たちが 集まってくれた みんな ありがとう さよならは 言わなかった さよならなんて ないから 縁の無いものは 最初から 出会わないの だから 一つ旅が終わり また 一つの旅が始まる つかの間の 停車駅に 佇む…

北極星よ

北極星よ 私を 最も 必要とする 人のもとへ 続く道を 照らし 示して 下さい

雲の 上に空あり 雲の 下に世界あり 雲の 中に結晶あり 流れ 形を変え 雨となり 雷となり 雹となり 消えてゆく それは 想念 そのもの

自由

銀河鉄道が この星に 停車する 停車時刻は XX時間XX分XX秒 停車している間は 自由にこの星を 経験できる なのに 自由に振舞っているつもりが 不自由さを背負っている 旅人たちが 後を絶たない 自我の自由 無我の自由 そのギャップに 気づく時まで この旅は …

ミルクコーヒー

免疫とは 自己と 非自己を 分ける システム 自我という 認識システムと 相似している 徹底的に 内と 外を 分離していく これに対して スピリットは 自己と 非自己を 統合していく システム 無我という 認識システムと 相似している 徹底的に 内と 外を 統合…

れいろう

透明に なったとき 見えなかった 真実が 見えてくる 透明に なったとき 聞こえなかった 真実が 聞こえてくる 透明に なったとき 言えなかった 真実を 伝えることが できる 濁りの 自我を 見つめながら 中心へ 座る 中心へ 中心へ 中心へ 見つめることは それ…

宇宙の 星の 小さな 駅で 私は 静かに 待っている 銀河の 深い 中心で 私は 一人で 待っている 見上げる 宇宙は こころの 姿 外にあるものは すべて 内にあり 内にあるものは すべて 外にあらわれている 中心へ 中心へ 中心へ 考えずに 感じる 感じる 感じる…

呼吸

今 ここに 意識があれば 不安は 瞬間に 消える 今 ここに 意識があれば 恐れは 瞬間に 消える 呼吸と いつも 共にあれば意識は いつも 今 ここに あるよ

朝になり 夜になり 自我になり 無我になり 無常になり 永遠になり それでも 存在は 枯れない 昼下がり ハローワークに 行ってきた 幾人もの 転機を迎える 人たちが 総合案内の係員に 振り分けられていた まるで 人生ステーション そこは 見えない 無限の線路…

結び目

宇宙には 無数の 「結び目」が 点在している それらは 一見 ばらばらで 何のつながりもなく 個として 存在しているように 見える しかし それは 「結び目」 どんなに 離れていても あらゆるものは つながっている 私という 結び目 あなたという 結び目 結び…

笑顔

笑顔 足りないよなぁ 自分 笑顔 積極的に 出してこなかったなぁ あの時から 笑顔 あの人はいった 「いつも笑顔でいなさい」 「いつも祈っていなさい」 「あらゆることに感謝しなさい」 しなさっつったって できねえっつったって つったって つったって ああ…

初心に帰れ

退職した後 のたれ死んでいる暇はない ここ一週間前までの 道内介護関連の求人だけで 240件もある 待っているんだよ きっと そこに その人に 会うために 私は 今の職を 退くのだろう 捨てる神あれば 拾う神あり いずれにせよ どうやら 私の行く末の 線路は …

結んで開いて 

一本の ひも 結べば 自我となり 解けば 無我となる 自我と 無我とは 状態の 変化に過ぎない 本質は 同じ 宇宙とは 結んで 開いて を繰り返しながら 少しずつ 大人になっていく そして 子供になっていく プロセスなのかも しれない

我あり

不安の時は 不安を経験すればいい 怖い時は 怖さを経験すればいい 憎しいときは 憎しみを経験すればいい 悲しい時は 悲しみを経験すればいい 恋しいときは 恋しさを経験すればいい 無駄な経験など この 宇宙に 一塵もないのよ 自我がなければ どんなに 苦し…

いんだよ

もう がんばらなくていいよ もういいんだよ よくやったよ がんばらなくていいから いただいた愛を いっぱい、いっぱい 感じることに 徹しようね 自分の選んだ 親だけれど 本当に 優しい人たち この人たちの 子供で よかった ありがとう ございます 魂の 現場…

使命

私に使命が あるのなら 使命が 私を 呼ぶのだろう その 呼びかけの 形は 様々あるけれど 必ず その時は訪れる 使命とは 自分との 約束だから それが 今という 時期なのかもしれない 人生からの呼びかけ あらゆる 現象は 宇宙が 創り出す その 宇宙に 働きか…