新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

忘れ物

大雪が降った 除雪車が出た 見えていたはずの路面も 雪の下 雪の女王 忘れ物かな 今夜は しとしと 雨が降っている 雪がじゃくじゃく とけている オホーツクの春は まだまだ

チョコレート

昨日と 明日が ケンカしたの 明日は 昨日に チョコレートを 忘れてきたんだけれど 昨日は そのチョコレートを 全部食べてしまったからなんだって それ以来 明日と 昨日は ずーっと 会うこともなくなったんだって 今日は そんな 二人が 好きなんだって みんな…

因果律

すべて偶然だと 思っているうちは 怒りの炎など 消えはしない 怒っている暇が あるならば 必然の 因果を 探そう そのほうが 全然 面白い 心の顕微鏡 心の虫眼鏡 心のメガネ 心の望遠鏡 さあこい! 必然の因果律よ!

青空からの雪

晴れた空から 雪が降る だんだん 春になる だんだん 雪は消える 最後の最後の なごり雪 青い空からの 白い花びら

1212

す〜っと 広がっていく 地平線のムコウへ す〜っと 深まっていく 地球の胎内へ す〜っと 息を吸って ふ〜っと 息を吐いて 二足歩行のリズムで 今日も 生きている

ゆるるん

海無き街で 波想う 古里の友から 餃子が届いた 古里の友と家族へ ケーキを贈った 海無き街で 人想う ゆるる ゆるる 母から 美味しかったと 電話が来た 友から 嬉しいと メールが届いた ゆるるん ゆるるん ありがとう

2進法

今から310年前(1696) 2進法を追究した論文 「すべての数を1と0とによって表す驚くべき表記法」 今から305年前(1701) 「数についての新しい学問試論」 が、パリの王立科学アカデミーに提出された しかし、実用的ではないと理解されず、 学会誌にも掲載さ…

びゅんびゅん

天空の風が びゅんびゅん 吹いている もうすぐ もうすぐ 春が来る 気象を司る 自然霊たちが なにやら 慌ただしい 調整しているんだろう きっと 季節の変わり目だから そして 新しい始まりだから

これからだ

朝には 小鳥の声 昼には 街の喧噪 夜には 月の光 毎日の 出来事の中に 準備されている きっかけと 気づき 流れ行く雲は 風の化石 日常の 生々流転 これからだ

落書き

みなさん、お元気でしょうか? 少しずつ、春が近づいていますね。 ちょっと、落書きしてみました(笑)

みなが眠る頃に

月は 夜道を照らし 私をあらう 静かに 更けゆく 時の中を ひっそりと 優美に 世界をあらう みなが 寝ているときにこそ みなを 守りいだく 星がある ありがとうございます

温暖化

必然の宇宙に 運命無し 無常なる初期設定 カオスなる未来 とはいえ このままでは 地球の温暖化によって 2070年、北極の氷は全て溶け 2080年、人類の大半はデング熱に冒され 2100年、南米のアマゾンは砂漠になる 感染症と飢餓が待ち受けるという それだけでは…

yukiへ

羽毛のように 舞い降りた 軽やかなyukiよ ゆるやかな 曲面と 白い輝き 踏みしめるほどに 足跡は道になり 解けてはまた 凍る yukiよ もうすぐ お別れかもしれない あしたは この北海道も 氷点下を上回る という だんだんと 春は 近づいているよ だんだんと 君…

人生ドラマ

ネタばれした人生ほど つまらぬものはない ドラマの価値は 感動にある この世の価値は 経験にある 自分が生み出した 念いとカルマによって 作られた舞台 時空に 張り巡らされた 数多の伏線 主人公は自分 演出はガイドたち 地上には 天空の星の数にも勝る チ…

今も

あのころの青空は どこまでも遠くへ どこまでも清々しく どもまでも青かった あの青は 10代の青 あの空は 10代の空 日々変わる空 でも 何も変わらない空 空は 今も 大きく広がっているか 風は 今も 吹いているか 光は 今も 輝いているか もうすぐ 春がやって…