新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

自刻表

その街には 時が無かったそれでも レールの向こうから 時々、時がやってきた無限に変わり続ける場所で 無限に狂い続ける時計には もはや正確な時間など無かった進化しているのか 退化しているのか 順番という概念すら 成立しなかったどこからが生で どこから…

粉々

何が、ながれているのか?暗闇の向こうから 暗闇の彼方へと何が、あらわれているのか?輝きの向こうから 輝きの彼方へとここがどこなのか誰もが分かっているようで 誰もが知らない世界確かなものは 時間でもなければ 場所ですらない無限にスライスされた プ…

たんぽぽ

両親は外来で オカメインコと2人で留守番寂しいかと思い インコに声をかけても ご機嫌ななめで 威嚇される午後からは たんぽぽ咲いた 坂道歩く病院の4階から見える海は 黒かった

人と小鳥

人は人を人だと言うが 小鳥は小鳥を小鳥と言わぬ小さい大きい 子供だ大人だ 善だ悪だ 醜し美し 自由不自由 人は言う小鳥は今日も命を生きる 命は今日も小鳥を生きる人は今日も命を生きる 命は今日も人を生きる

人と小鳥

詩の正体

果たして その詩は 人間だけのもの?果たして その絵は 人間だけのもの?果たして その音楽は 人間だけのもの?その表現の先が 人間だけと 制限する必要など どこにもない動物、植物 空、石、川、風宇宙表現の先は 無限にあるなぜなら その詩を作り出すのは …