新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

あとは頼んだよ

短い間でも いかようにも 感じられる 外を変えようとばかり するから 疲れる 外はいつも 変わり続けている 設定したら 任せる あとは頼んだよ これでいいのだ

トンネル

結び目は 自分で結び目を 作らない 交点は 自分で交点を 作らない 設定によって 機能が 現れている 意図 設定 現象 経験 感動 宇宙の中のちっぽけな 君じゃなくて 君の中のちっぽけな 宇宙 トンネルの向こうには 君だけが作り出せる 世界

 Poison

煩悩の有無よりも 自覚の有無 バランスの有無よりも 自愛の有無 言いたいことも言えない こんな聴き方じゃー Poison 聴きたいことも聴けない こんな言い方じゃー Poison

そんなものの中にいない

鏡から抜け出たら そこもまた 鏡の中 鏡から鏡へと 移り変わる かの如き 姿 どんなに リアルな風景でも それはただの 鏡 どんなに 無限に続く 宇宙に見えても それはただの 合わせ 鏡 ガラスの中に 君はいない そんなものの中に 君はいない 鏡の中の君は 今…

みんな

サボテンは トゲトゲ ナマコは ヌルヌル フクロウは フサフサ 爺ちゃんの頭は ツルツル ばあちゃんの顔は シワシワ みんな違って みんな生きてる みんな違って みんな命 みんな違って みんな私

 挾土秀平さん (左官)

「土壁っていうのはさ、今日塗ったでしょ? 明日ひび割れしすぎて失敗している可能性があるでしょ。現象を設定するのが左官で 仕上げるのは自然なんだよね。 それが1回きりのすごいことがおきるかもわからないというのが 泥で水なわけなんで それを予見して…

幻楽器

張り過ぎた弦は 切れやすく 緩め過ぎた弦は 響かない 内にも外にも 伝わらない 届かない 響かない 幻楽器 リフレッシュ

欲しいの正体

何が欲しいかより 誰が欲しいか 欲しがっている 正体は誰か 欠乏感からか 劣等感からか 向上心からか 好奇心からか 肉体からか 感情からか 思考からか 表面的自分からか 根源的自分からか 正体の自覚

アンパンマン

勤勉の盲点 意味への執着 怠惰の盲点 無意味への執着 意味も無意味も 思考由来の 比較判断 価値観 物差し 意味あるものを裁き 意味無きものも裁き 記憶の屍の 骨すらも しゃぶり尽くす 食べ物の嗜好が 腸内細菌の 要求であるように 現象の嗜好が 固定価値観…

名前

命には 名前が無い 名前が無いから いろんな名前で 現れる 私の名前を呼ぶものは 私ではない 私の名前で括られた 働き 無数に交差する 機能の一点 交点を 独立点としてのみ 認識している 自我 どこまでも遠く どこまでも高く どこまでも深く 伸びゆく 広がり…

溶ける

飴が溶ける 雪が溶ける 氷が溶ける 怒りが溶ける 拘りが溶ける 憤りが溶ける 溶けては 流れ 空へと帰る

一億年と一秒と

一億年前のことなら 簡単に許せるのに 一秒前のことは 許せない 一秒もの間に どれだけの 物語があるかも 知らずに 何も起きない一億年 と 栄枯盛衰の一秒 どちらが 本当に 楽しいか 裁くこと 比較すること 己の認識の 浅さ 途方もない 時間の幻に 一瞬 あく…

ゲーム終了

反省もまた 思考 思考もまた 反省の 種 蒔いては 刈り取り 刈り取っては ばら蒔いて 何も実らぬ 幻想の 種を 誰もいない グラウンドで ジャッジし続けている 廃人と化した 審判員 ゲームは 終わっている 数億年も前に

ここへ

ここには みんなある みんなは ここにある 星は しっかり 輝いている 不足も過剰も ないままに 自然から どれだけ 学べるか 人間から どれだけ 学べるか 無数の矢印が 一斉に 己へと 向かってくる 何も知らない まだ何も知らない

豊穣の足跡

無いから 足りている 砂原の静けさ 雪面の静けさ 湖面の静けさ 足跡に気づく 波紋に気づく 囁きに気づく 心音 鼓動 瞬き 静けさで気づく 豊穣の 足跡

今に憩う

目を閉じて 感じるもの みんな 内側から 造った 経験 刺激も 反応も 同一主体 どれだけの星 どれだけの旅 どれだけの夢 どれだけの世 熱を発しながら 振動している ストーブの 音 あるがままで 今に 憩う

目に見えないけれど それだけで 足りる 手に触れないけれど それだけで 足りる 届けば 足りる 思いを歌に しっかり込めて 心振るえて 源へ帰る 見えない糸が 伝えてくれた はぐれぬように 帰れるように 君を忘れないように 君が残した 篝火を 命の歌が 心を…

飴を舐めながら 空気のように 今に憩う 消えてゆく 数々の 吹き出し たった一粒の 飴 働きながらも 解けている この瞬間 創り出した 世界 ならば この瞬間 解かし尽くせる 愛し尽くせる たった一粒の 愛で

静か

積み上げなければ 崩れない 横へ横へ 薄く伸ばした水は 直ぐに乾く 広く広く 心に何も留め置かない 引いた時こそ 出る何か

ミャー

また取れた 右上顎差し歯の 犬歯 三度目 りんごを丸かじり ぐにゃりと曲がり 元に戻すも 他の食物で ポロリ 犬歯 肉を噛み切る 牙 牙を落とす リンゴのせいでもなく 歯のせいでもなく 選択したのは みな 私 怒り憎しみ憤り 言葉の反応 牙が落ちる 虎が子猫に…

華麗なる残りもの

何を選ぶか 何を選び続けるのか 何を捨てるか 何を捨て続けるのか 後ろには何もない 前には何もない さよなら未来 さよなら過去 華麗なる 残りもの 私

補助輪

小学生の頃 補助輪無し走行の練習へ 父と妹と行った 校庭のグラウンド 父と妹に 荷台を押さえてもらいながら ペダルを漕いだ 何回かふらつきながらも 「お兄ちゃん、出来てる!」 妹の声 てっきり、あったはずの その手はもう後ろに ぐんぐん走る 自転車の爽…

しっぽ

小さな幸せを 感じたなら 小さな美を 感じたなら 小さな富を 感じたなら それは これから始まる 素敵な物語の しっぽかも知れない

とわに

聖典も 気づいて羽となり 捕らわれ檻となる ジャッジはループ うっとりする美が はっとする衝撃が ほっとする安らぎが もの言わぬ自然に 感じることは 知ることの 下にあらず 天地の間に人あり 己の中に宇宙あり 一切の過不足なく そのままで とわに

進撃のお湯

足とお腹付近に 湯たんぽ入れて 至上の極楽 一転 お湯漏れ 朝から物干しに ぶら下がっている シーツに布団 2度目だ 某メーカーの 蓋の取っ手が大きい 開け閉め楽な やわらか湯たんぽ その取っ手に 寝ている間に 無意識の体動で 緩んで水浸し ビニールと布で…

認識主体

現実の中では 現実とシンクロし シンクロしていることすら 気づかない 夢の中では 夢とシンクロし シンクロしていることすら 気づかない 夢か現実か 認識の解像度の違い どちらも 幻としては 大差ない 感情とその副産物 思考とその副産物 で創造された 仮想…

アトピーのツール

アトピーには 睡眠と 自己名復唱 と、今読んでいる「神秘の門(ゲート著)」に さらっと書いていたので 昨日から自分の名前を 気づいたときに唱えている 自分の名前を唱えてみて 初日に思ったのは 自分が叱られている 感覚 自分が自分の名を呼んで 叱られて…

私が誤った方へゆく時は

昨日 「大いなるものに守られている」 というカードメッセージ (スピTVのテディさんが引いてくれた) その後、新年最初の神社へ 「もし、私が誤った方へゆく時は教えてください そして、それに気づける私でありますように」 と祈った 今日 早速、昨日の応対…

一年一面

一年一年 一面一面 一年一面 自分も他人も 変わる 顔 去年の勤務表 いない仲間 少しずつ 変わる 顔 環境の雰囲気 叱られる自分から 叱る自分が 増えてきた 叱るたびに 自己反省 そんな役目 作り出しているのは 自分 いい人より 気づける人 もっと 高みへ

足りるるる

一人でも満ち足りる 二人でも満ち足りない 足りるって 数じゃない 足りるって 長さでもない 足りるって 他の何かじゃない 足りるって 足りないの反対でもない 無限に有っても 足りない 何にも無くっても 足りる 何だこりゃ 足りても足りず 足りなくても足り…