新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

問題を 問題化したがり問題を 解決したがり問題を 共感されたがり問題を 棚上げしたがり問題を 誰かに転嫁したがり問題を 消したがり問題を どうにかしようとしたがる自我夜になれば 跡形もなく 消える影

裸足サンダル

裸足にサンダル足背内側の靴擦れに カット版汗びっしょりの ポロシャツ タオルタオルに忍ばせた 保冷剤冷えたアルミボトル スポーツドリンク そして サイダー終了した暗闇の中 外灯の明かり視界数メートルの 濃霧明かりに群がる ドアの虫達風呂あがりの アイ…

√2

しゃらん しゃらんの がらんどうしゃらん しゃらんの がらんどうふーい ふいの せんぷうきふーい ふいの せんぷうき風なきところに 吹く風の風あるところに 凪ぐ風のひとよ ひとよに ひとみごろ

湿度70%

乾かぬバスタオル首振る扇風機乾かぬTシャツ首振る扇風機乾かぬ扇風機首振る靴下乾かぬ 首振る乾かぬ 首振る乾かぬ 乾かぬ首振る 首振る

君死にたもうことなかれ

君死にたもうことなかれ君の瞳の輝きは誰の為にあるでなく誰の意思にあるでなく誰の法にあるでなく誰の罪にあるでなく誰の罰にあるでなく君の瞳の輝きは君の命の輝きだ君死にたもうことなかれ君死にたもうことなかれ

人間

認識枠の破壊中立も 日和見も それで壊せない 何か魔力も 物語なしには 効力足りえず神も 物語なしには 救い足りえず壊せない 世界壊せない 認識前提を疑えただ前提を疑えそこに扉があることをそこに次があることをそこに空があることを広い広い 空があるこ…

夢 外国の白い施設

夢の中白い作業着を着て 病院のような白い施設で働いていたそこは外国だったまるで、何年もそこで働いている様子仲間と2人で階下へ降りていく当たり前に仕事を終えて 下に降りていくと 手術を終えた若い医師か言ったいやー 宇宙人だったよ サインが体につい…

 時を駆けるおっさん

過去へ飛んだら 私はいなかった未来へ飛んでも 私はいなかったどんな過去にも いかなる場所にもどんな未来にも いかなる場所にも私はいなかった一秒前後にも 十年前後にも全く私は いなかったなんてこった私はいなかったいなかったいなかった今ここにいるこ…

多重露光

湿った草ぼやけた月ONOFF日々の出来事日々の喜怒哀楽布団の中うとうとしている内に 夢とも知らぬ夢に 没頭している夢と現実の 多重露光物語の スイッチングそれでもまたこの世界を選択しているそう気づいているこの世界すらも 夢であることを脳そのもの…

 丼't you know?

丼の中の宇宙麺 ナルト シナチク チャーシュー スープ 海苔どっぷり浸かっている表面に見え隠れしている具どう頑張ってもどう恐れてもどうあがいても丼の中丼中濃具沢山大安心

美意識

宇宙にとっての中心 ではなく 自分にとっての中心は どこか黄金比にとっての比率 ではなく 自分にとっての比率は どうか自分にとっての美意識は 誰に代わりが 出来はしない外す事で 的を得る自己制限自己開放バランス正面なき 正面から向き合う

確率の丘に立ち

僕の位置は 確率的に描写され 観測と同時に 確定される世界も歴史も確率的に描写され 観測と同時に 確定される観測しない時は 確定され得ないそれは 無と同じははは と笑う彼は もういないくそっ と呟く彼女も もういない君は 何を観測する僕は 何を観測する…

地上漂流

一億年 それは確かに 流れてて一億年 それはただの 文字に過ぎそれは確かに 現実でそれは確かに 夢であり目を閉じて 何もなく目を開き 何かあり今日も まるで今日のような ふりをして何て 優しく何て 根気強くいつまでも どこまでも世界のふりを し続けるの …

悔いねえ

食いねえ 食いねえ 寿司食いねえ悔いねえ 悔いねえ 旅悔いねえ袖触れ合うも 他生の縁ただの一人も 悔いはねえどんな出会いも 悔いはねえどんな別れも 悔いはねえ悔いねえ 悔いねえ 悔いはねえ

知らない

文字は知らない文字で伝えようと している何かを写真は知らない写真で伝えようと している何かを僕は知らない僕で伝えようと している何かをそれでも伝えたがるそれでいい

真心 3

真心には真心で返すたとえそれが もういない人からの 真心であったとしてもたとえそれが 過去の祈りから発した 真心であったとしても新しい 出会いの中で日々の 暮らしの中で託された その真心をしっかりと ひょうひょうと返していけるだろうか

方位磁針

小指一つで 止まる針遮るものが無くなれば 放っておいても 北を指す目には見えない 磁力の大河北か南か それよりも流れに すべてを 委ねてる恣意も努力も ありゃしないただひたすらに 一途な如く 愚かな如く 北を指すそれぞれの 針それぞれの 位置自然に自然…

わーぃ

フレー フレーじ・ぶ・んフレッ! フレッ! じぶんフレッ! フレッ! じぶんわーぃ

一歩一歩一息一息ずつ癒されていく

変えられるもの変えられないもの変わるもの変わらないもの何ゆえに何のためにだれが変えたいのか変えたくないのかどうしたいのか自然人工その間

歳時記に 書かれていない それぞれの 旬この出会いこの別れこの喜怒哀楽あらゆる 今ここにある旬そのかけがえのなさ

劇場

動き続ける 世界動くことで 幻想たりうる 世界そしてそれを 人は呼ぶ 現実と動かない 世界無限に静止した 無限のパターンの 世界世界は微動だに しない選択し続ける 意識そこに 時間を感じている 空間を感じている臨場感原因などないから 無限に作られ続ける…

ひとつ

信頼素直内なる衝動十文字のカカシ天と地水平線の彼方まで真っ直ぐに無限大の分母無限大の分子そしてひとつそれはひとつ雨も 風も 嵐も流れ流れの分母流れの分子そしてひとつそれはひとつ

真心 2

形を通して 伝えられたもの形を失って 更に 伝えられゆくもの儚き中にも 揺らがぬ 祈り無明の中にも 輝く 絆

沈黙

自分のための 時間詩であり絵であり音であり写真であった自分のための 破壊自分のための 創造自分のための 沈黙鮭は 誰に教わらずとも 生まれた川へ 帰る

アルバム

ご祝儀返しの カタログギフト気づけば期限切れ残ったのは 多量の商品カードが 挟まれていた アルバムだけ待てよ本当に欲しかったのは この空のアルバムだったのかPC内の 撮りためた写真たち空っぽの アルバム壊れたプリンターさて どうするか

真心

私のピアニッシモに 真心は あるか私のフォルティッシモに 真心は あるか私の動機に 真心は あるか

言葉

本質の解像度を上げるそのための 挑戦そのための 失敗そのための 言葉

筒から覗いた その先に見たい世界が 見えている見たい世界が 覗いた穴に見たい自分が 見えている

雪玉

雪玉のようにコロコロと 転がる ココロ 解釈した世界 解釈した表現 解釈した世界 解釈した表現コロコロ コロコロ コロコロ開始 変化 停止3つのスイッチその雪玉は誰が作っているのか 何を作っているのか いつまで作っているのか雪だるまを作るのなら その雪…