新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

足りすぎたゆえの物足りなさ

[詩]足りすぎたゆえの物足りなさ 誰も得しない そんな記事でいいのだろうか 誰も感動しない そんな記事でいいのだろうか 誰も変わらない そんな記事でいいのだろうか 人は日常の無限ループから 抜け出したい生き物だ だから 本を読んだり 映画を見たり ニュ…

言いたいことも言えないこんな書き方じゃPOISON 

[詩]言いたいことも言えないこんな書き方じゃPOISON 言いたいことが あるから 書いてきたのか 書きたいことが あるから 書いてきたのか 口で伝えられないからこそ 文字で表現した そんな気持ちで 続けてきたのかもしれない 誰に書いてきたワケじゃない なら…

柳に雪折れなし

[詩]柳に雪折れなし 負けながら 腐らず 受けながら ひるまず 身を低くして 風に立つ 雪が降れば なで肩に落ち いつの間にやら 大木に そんな 柳に私はなりたい

[詩]壁 本当はね 今日と明日を 隔てる壁なんてない のかもしれない 本当はね 自分と他人を 隔てる壁なんてない のかもしれない 本当はね 希望と絶望を 隔てる壁なんてない のかもしれない 本当はね どこまでも フラットな世界だから 意味や価値や 快や不快の…

さらば、ほうりん保育所

[詩]さらば、ほうりん保育所 昔、通っていた保育所が 昨日で閉所式を迎えた 今朝の新聞で知った 1974年4月に開所してから 今回にいたるまで 959人が巣立っていった 閉所後は、別の保育園の 建て替え工事が終わるまで 無償貸与されるという やたら子供のころ…

太陽が笑う

[詩]太陽が笑う 希望は 縦に積むより 横に並べていく そして 自分ができることを 淡々と続けていく そしていつか 希望を忘れたころに ふと 見上げれば それはもう 希なる望みなんかじゃないよと 太陽が笑う

探すことをやめて

[詩]探すことをやめて 記憶力が悪いのか 覚える気がないのか 自分の不注意さに つまづく日々 でも 探すことをやめて ただ 耳を澄ますことに 意識を向けてみた 探しているモノたちの 声なき声に 全てをゆだねてみた すると 探していた時よりも はっきりとその…

刹那なコトバ

[詩] 刹那なコトバ 青と白の間に 無限のグラデーションがある 無限のグラデーションを 自然という そのグラデーションから どういうわけやら わからないままに 抽出されているのが 自分 自分という意識 自由意志という幻想 「意味」や「価値」で 分断化し分…

彼岸すぎて

[詩]彼岸すぎて お彼岸も過ぎ 親戚のおじさん、おばさん お墓参りして 帰っていった 季節の変わり目なのか 全身に蕁麻疹のような 発心が多発し 減っては増えての 毎日 寒さも緩み 福寿草、フキノトウも 顔を出し始めている 母が長年使ってきた 和服を仕立て…

「沈黙」

[詩]「沈黙」 「沈黙」という言葉を 詩で表現するには と、書いている時点で すでに沈黙ではなくなっている かといって 何も書かなければ ただの白い空白 それは 沈黙ではなく 表現でもない < /p>

いざこざ

[詩]いざこざ 流氷と雲 バイト先でのいざこざ 他会社と一緒に仕事をしているが ほぼ女性が大半を占める職場で 老いにも若きにも 攻撃的な人が複数いる 女性の上司へ どうみても理不尽ないらだちを 攻撃的な言葉で訴え 挙句の果てにモノまでぶつけている 20台…

何も無かった道

[詩]何も無かった道 探して 探して 歩いて 歩いて やっとたどり着いたのは 道だったのか

前略、道の真っ只中より

[詩]前略、道の真っ只中より 前略、道の真っ只中より 広すぎる道は 迷いやすい 狭すぎる道は 歩きずらい 坂道は転びやすく 平らな道は退屈だ どんな道も 利点もあれば 欠点もある 明るい道 暗い道 穏やかな道 険しい道 でもそれは ただの道 どんな金持ちが通…

根室市歴史と自然の資料館

[詩]根室市歴史と自然の資料館 雪が降る道を 父の運転する車で 郷土資料館に行った 古い校舎をそのまま 利用して展示している 玄関や廊下には 擦れた跡 ラッコの剥製 擦文土器 氷式の冷凍庫 昔々の 根室の賑わいを 卓上で想像する < /p>

流氷消失

[詩]流氷消失 夕方 病院の窓から 海を見下ろせば 昨日まで 彼方まで広がっていた流氷が ほぼ消えている 帰りには 雨交じりの雪 そしていつしか 雪だけに 流氷に囲まれた 船の窮屈さに 自分を重ね 解き放たれる その時まで

流氷接岸

[詩]流氷接岸 遠くまでびっしりと 海を埋め尽くしている 流氷 浮いている氷に 立つカモメ 静かな岸壁 彼方の灯台 灯台と流氷

雪上の足跡

[詩]雪上の足跡 雪の上を 歩けば歩くほど 足跡が点々と残っていく そしてまた 雪が降り 足跡はその雪の下に 消えていく 車窓から眺める 道東の雪景色 獣の足跡が 点々と残っている 春になり 雪が解ければ 何が通って行ったかも 分からなくなる 雪の上で交差…

春が近づいて

[詩]春が近づいて 昨日のドカ雪も 今日には溶け始めている -*-*--*-*-*--*-*-*--* 春が近づいている ただ待つ春 しかし 昨日から新しいブログを 二つ書き始めた 何か新しいことを 自分に招き入れて 先の見えない道を 一人 歩き始める

伝言

[詩]伝言 まだ見ぬ読者のために まだ読まれたことのない まだ書かれたことのない 本のために まだ見ぬ旅行者のために まだ訪れたことのない まだ踏まれたことのない 大地のために 未来から携えた 小鳥のような 伝言を 今という空へ 解き放て [asin:NA:detail…

Surface Pro 6

[詩]Surface Pro 6 毎日、午後からの仕事なので 午前中は全くのフリー そのフリーな時間で したいことは沢山あるのに あっという間に過ぎていく ライター イラスト クラウドワーク ブログ アドビアプリの学習 プログラミングの学習 今月はSurface Pro 6を購…

風まかせ

[詩]風まかせ 3月の夜に ヒューヒューと 窓を叩く風 雪が解けて 露出する路面 バイト先で子供を連れた 友人とばったり出会う 彼と会うたびに自分は 違う仕事をしている ような気がする 次に会うときは 自分は何をしているのだろうか 気楽に 軽やかに したた…

魚を食う魚

[詩]魚を食う魚 魚を食う魚を食う魚 蟻を跨ぐ人 人を跨ぐ雲 箱庭に 並べられた 九つの地球 気がつけば いつかの未来 気がつけば いつかの過去 コーヒーの香り すでにコーヒーなど 無いのに らでぃっしゅぼーやのおためしセット

好きを大好きに

[詩] 「好きを大好きに」 自分が持っているものを どれだけ伸ばしてあげられるか 今、自分がもつ特質 今、自分がもつスキル 今、自分がもつ好きな事 自分が持っているものへ どれだけ時間を注いであげられるか 時間ほど有限なものはなく 時間ほど無限なもの…