バイト帰りの坂の上 しゃくれた顎の月が 夜空にぶら下がっている 先の見えない暮らしの中で 一つ二つと 道が見えてくる あの時道に落としたもの いや、道に捨ててきた 欠片たちを 振り向きながらも 手探りで前へ進んでいく 書くことを忘れたあの日から また…
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