新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

自由律

桜の句思案

早朝に 電話来る 「今月の花見で、一句考えて来て」 とのこと なのでここに つらつらと練習がてら 数句書く ごつごつと した君の枝に 咲く桜 名も知らぬ 家路の孤木 見よ桜花(おうか) (昔、釧路の日赤病院に入院していた時作った句) 逆境の 時こそそこに…

・利食わないのがトレンドフォロー ・遠見の玉がサスペンション ・大船にのるか小舟にのるか足を選ぶは己自身 ・どのチャートの絵が好きか本気で好きか ・ためされる本気

・「玉」の早逃げ八手の得よ狩る者餌になるまえに ・と金のおそはや一枚玉

・間違えてもいいからいつでも変えれるよし ・想定外に妙味在り

・「果物」漢字でと呼ぶと歯ごたえが出る

・えもんかけを掛けるが如くの戻り売り ・シンプルに一本線打法 ・

・夜中にストーブが列車のように鳴る

・五線譜の中の吹雪

・消したい過去に引いた修正ペン

・ギターと波音聞けばゆったり

・言葉はスーパー接着剤なんでもつなげ物語 ・

・許すとは自分の香車を引くことか ・空財布ひっくり返せば無尽蔵 ・食欲も所有欲 ・色でもなく形でもなく撮りたいのは感動 ・ノーパソもとうとう使えぬ白画面

チーム自分

りんの音(ね)の澄切ることの自在さよ

右肩が痛いキーボード

季節がめぐり、いつのまにやら明日は6月

数年ぶりにトイレの窓を開ける

新聞をやめたがどんどん降り積もる本

洗っては干し洗っては干しの日常

再提出の感想文、今の時代に検閲か

蕎麦を食う夜に一人

連日休日、連日時間外出勤

再作業もまた道なり

葉の周りのバイオフィルムを剥す

Nintendo3DSのスターフォックスにハマる曇り空の朝 昨日食べたのに意外と体重増えない+0.2kg

かつての仲間たちと集えた夢のような午後

やけに風が冷たいよく晴れた一日だった

早朝、小鳥のさえずりの新しいフレーズに気づく