新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

牢獄

脳内麻薬物質製造者 感情の無法地帯 円い時間の 生温い迷路の中 記憶の牢獄から 鉄錠を開け放ち 真っ直ぐな目で 世界に立て

僕らが祈るずっとずっと前から 悲しいほど遠いどん底から 宇宙は 祈りに満ちていた 何故、意思が生まれた? この世界に 根源は死んではいない 今も それは過去も未来も 神も虚無すらも 追いつけぬ 意思 知りたさが 祈りに昇華し 根源と繋がる そんな朝を 僕…

39回目の秋

遠い遠い世界から 届いた手紙 街中には溢れる文字 でも 全ては抜け殻 夏を終えたドアには あんなに群がっていた 虫たちは いない 遠い遠い世界から 届いた手紙 僕は まだ ここにいる フューフューと 窓を過ぎる 風 物干しに垂れ下がる ランニングシャツ 届く…

次へ

潜り込む 夜の布団へ 深夜1:08 眠り行き さあ 朝に どんな覚醒が 待つのか 次へ

祈りの道

損か得かで悩むより 選んだ道を 己の意思と足で 行くこと 如何なるカルマにまみれても 絶滅の 最後の最後まで種を撒き続けること 君へ 命へ 星へ 空へ 幸せの祈り 絶やさぬこと

Try try try!!

既製品じゃない 素材そのものから 何かを創り出す その力がつけば 既製品すら 全く知らない世界を抉じ開ける バールと化す 支点 力点 作用点 認識変換 Try try try!!

引出し

小学生に上がる前だったか 茶箪笥の左中央付近に 30cm×5cm位の引出しが 上下2つあった 僕と妹に親から それを分け与えられた 僕は何だかとても嬉しくて ガムの袋やボタンなんかをしまい込み いつかロボットでも作ろうと 企んでいた 所詮、ゴミはゴミ以上の…

青い瞳

ちぎれては離れてく 白い雲 誰のものでもない空 青い空の十字路で 立ち尽くす 羽のない鳥に なってしまっても ラララ… 今が一番晴れやかなら 過ぎてゆく未来 真っ直ぐな白い軌跡よ 過ぎてゆかない遠い 君の産声 アアア… 終わりのない世界の終わりまで 静かに…

パブロ・ピカソさん(画家)

「1万枚描けば、誰でも巨匠になれる」 「コンピューターなんて役に立たない。だって、答を出すだけなんだから」 「画家は労働者が働くように勉強しなければならない」 「回教徒が寺院に入るとき靴を脱ぐように、私は仕事中、ドアの外に肉体を置いてくる」 「…

どれ一つ欠けても

どれ一つ欠けても 今の自分などない どんな善も どんな悪も 全ては一つの道へ だれ一人欠けても 今の自分などない どんな友も どんな敵も 全ては一つの愛へ ありがとうの前に 一切の 欠けたるもの無し

安積力也さん

「待って、聴いて、共にいる」 by 安積力也さん(基督教独立学園高等学校校長)

生きてさえ

最低限でも 生きてさえいれば 夜明けは来る 光が 道が 誰かが 探している 生きるよ 覚悟が 勇気を呼ぶ

何も知らない

存在と非存在の彼方 一でも多でもない神の彼方 カウントを許す対象の彼方 希望と絶望の彼方 調和と進化の彼方 突然に訪れるその日 僕らはまだ 何も知らない

基礎

雨上がりの曇り空 紅くなってる 木の葉 あれよという間に 9月も半ば 待望のCubase5は 起動せず 上手くいかないときこそ 基礎固め

軍隊蟻の大群が 渦を巻いて行く それが死へ続く 道とも知らずに Death spiral 僕という大群も 渦を巻いていやしないか? 匂いに誘われ 誰かの後ろばかり 追いかけてやしないか? 外から見れば エゴの正体など 簡単にわかる けれど 中からは 見えやしない ち…

ボトルメール

その海は 外に無い 学ぶは日常 師なるは日常 為すは日常 神の神なるは常なる神に非ず 魂を潤すもの 魂を癒すもの 魂を救うもの 海 煌めく飛沫 寄せ打つ波 轟く潮鳴り 魂の渚に 真我からの ボトルメール 心

前進

インクが充分あるのに 書けなくなってしまった ボールペン 書きたいのに 書き留められない もどかしさ なぞっても なぞっても 文字になれない 言葉 高いペンでも 書けなきゃ 用は果たせない いつまでも なぞってたって しょうがない さあ 諦め 切替え 前進だ

安積力也さん

「教育の本質は“待つ”こと」 by 安積力也さん(基督教独立学園高等学校校長)

マッシュアップ

間の表現 点と点とで 線と線とで 面と面とで そしてそれらを マッシュアップ 色と色とで 形と形とで 量と量とで 質と質とで そしてそれらを マッシュアップ いかに 空気を作る? いかに 匂いを作る? いかに 湿度を作る? ああ 五感を磨ぎ澄ます事が 何て重…

安積力也さん

「教育には、教えてはならないものがある しかし、それが一番教えたい事でもある 科学の真理は言葉で伝える事が出来る しかし、生きる事に関わる真理は 生きる事でしか分らない」 by 安積力也さん(基督教独立学園高等学校校長)

本当は何?

本当は何を願っているの? 本当は何を祈りたいの? 本当はどんな世界で生きたいの? ゴミだらけの地面の下に 本当は何があるの? 本当は何? 本当は何? 本当は何? 慌てずに 騒がずに 溢れるまで 待て 一滴の祈りが 大海を満たす まで

テロ

テロリストでなかった人が収監され理不尽に扱われ釈放後に仕事も家庭も失い本当のテロリストになり自縛テロで死んだ他人を巻き添えに テロリストから市民を守るはずの刑務所で新たなテロリストが生まれた そこに大義はあっても愛は無い 愛の無い正義は憎しみ…

Red

飛び越えた瞬間に この世界線から消えてゆく 僕はまだ 地球に接続していたい やり残していること ありすぎる サイコロには 生 老 病 死 絶滅 再生 創世 そして 虚 如何なる未来も 絶望に値しない 胸を張って 真っ直ぐに 見つめるは 実存 流れるは 血潮

威風飄々

自由に飄々と しかして 決める所はビシット決める そんな者に 私はなりたい ナーナー

ヤギさんの目

春には春の優しさ 夏には夏の優しさ 秋には秋の優しさ 冬には冬の優しさ 空には空の優しさ 海には海の優しさ 君には君の優しさ そんな優しさたちを抱く厳しさ その厳しさを抱くのも やっぱり優しさ メーメー

井上雄彦さん

「自分がコントロールしてどうこうって描いたとたんに小賢しいものになる」 「手に負えないことをやる」 「漫画家を続ける為に漫画を描くことには全くやる気がない」 by 井上雄彦さん(漫画家)

贅沢

屋根があり 風呂があり 水も飲め 毎日食べられる ああ贅沢 パソコンがあり ネットが出来て 電気水道電話も使える ああ贅沢 有難うと伝えたくて 振り向けば まだ 父母妹は生きている ああ贅沢 まだ伝えられる世界に 接続している

9月の風

朝 9月の風が 2階の窓から すうっと刺し込んできた ギラついていた空が 化粧を落としてゆく 寮へ戻る休憩時間 黄色い蝶の大群 秋 夏休みもとらず 帰省もせず 過ぎていった それでも 寂しくないという 幸せだけを残して 僕には 音楽がある 詩がある 絵があ…

空と窓の境界で 

例えば 何を失っても 開ける鍵何を得ても 開かぬ鍵穴 この鍵穴は 金や誰かでは 開かない どんなに大勢でも 開けない 見えないから 無いんじゃなくて 開けないから 見えないだけ 鉄骨とコンクリートの真只中で 柔らかさに焦がれ 温もりを求め 偽りの絆を 結ぶ…

深夜の羽音

たかが 蚊の羽音で 突き落とされる 眠りから不眠のどん底へ 自我の弱さ 灯りを点けても 正体見えず 灯りを消したら 音が近づく 玄関の戸に群がる 蛾 広げた羽根は 10cm まだまだ 夏は続く 平行世界の 余韻 虫