2010-09-07 空と窓の境界で 詩 例えば 何を失っても 開ける鍵何を得ても 開かぬ鍵穴 この鍵穴は 金や誰かでは 開かない どんなに大勢でも 開けない 見えないから 無いんじゃなくて 開けないから 見えないだけ 鉄骨とコンクリートの真只中で 柔らかさに焦がれ 温もりを求め 偽りの絆を 結ぶ 獣 何処までが空で 何処までが窓か 僕が見ている地平の広さは 純粋なオリジナルに比例する