新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

根拠の終焉

生き延びた 今年に 一人 乾杯 とことん 見た目の根拠を 無くして 行けばいい その根拠達が 消えてゆく姿を以てして 教えてくれる 何か ドーナッツの穴 トンネルの穴 ちくわの穴 浮き輪の穴 中空ゆえの 有用 効用 実用 青さゆえの 情熱 どこまで 己を 全うで…

月は月

魚は水を忘れ 人は空気を忘れ それでも 生き 生かされている 水は 何も裁かず 空気は 何も裁かず 太陽は 今日も輝いている 変化も 不変も 認識上の 相互補完 満ちて欠けるも 月は 月

湯たんぽ

夜中に目が覚めた シーツが濡れていた 柔らか湯たんぽから お湯が溢れていた 夢から目覚めるから 現実世界に戻ってくるのか 夢を見ている時は 現実世界など 忽然と消えているのか 目覚まし時計が鳴るから 起きるのか 起きるから 目覚まし時計が鳴るのか リア…

メリーゴーランド

記憶→反応→言及→記憶 の道を選ぶか 記憶→反応→言及→観察 の道を選ぶか 記憶→反応→観察 の道を選ぶか それとも… 言及によって 概念化され 回路化され 固定化される 言及 意味づけ レッテル そのまま見ることの 難しさ 面白さ

それは

緑 黄 赤 それは 信号機 それは ハコベ たんぽぽ チューリップ それは クレヨン それは それは それは… それは 緑 黄 赤 と認識している 私

逢わせ鏡

疲労の中で 何故か嬉しい 病いの中で 何故か嬉しい 日々の出来ごと 嬉しいこと 嫌なこと 果てしなく 無限に続く 逢わせ鏡 前後左右に 見えてる 私 他人 身体も 心も 借りモノ 仮りモノ 丁寧に

転生の道

たった一本の ケモノ道でさえ いつかの 道の 生まれ変わり だとしたら 小さい道も 大きい道も 何かが通ってこその 道 道は生まれ 道は消え そしてまた 道は生まれる 雪が溶け 凍った足跡だけが 風に吹かれていた あの日 今 この道を 踏みしめるのは 己自身

砂浜

砂浜の 記憶の文字も 感情の絵も 思考の彫刻も 寄せ打つ波に 消えてゆく 消えては作り 作っては消え 砂は砂に 水は水に 形 その素晴さしさ その儚さ その深さ 無駄なんて何もない 変化の美 連鎖の美 豊穣の足跡

青い小鳥よ

名刺の籠に帰ってくる スーツケースにネクタイの 青い小鳥 ブランドの籠に帰ってくる ハンドバッグにネックレスの 青い小鳥 過去の籠に帰ってくる 悲しげな 青い小鳥 未来の籠に帰ってくる 不安げな 青い小鳥 空を往く 無数の青い 小鳥たち 何かに追われるよ…

マトリョーシカ

みんな マトリョーシカ 開けても開けても お人形さんが 出てくる 七福神だったり 達磨さんだったり こけしだったり 影法師だったり 女性だったり 男性だったり 女神だったり 仙人だったり 一人のフリして 色んな顔が 底深くまで 続いてる 無数の愛に 毎日 毎…

雰囲気

女々しくって 猛々しくって 凛々しくって 程々を知る 肩の力を抜いて 何も決めず 呼吸を感じて 欲しいよりも 引き寄せたいよりも 創造したいのは何だろう 決めなくていいから 感じてみて 外にあるモノや何かじゃなくて 誰かのコピーじゃなくて 誰かの幻想じ…

人魚

非情の海で 生まれた 人魚 時のない世界で 悲しみも 喜びも 知らなかった 岸辺へ上がり 他人を知り 恋を知り 別れを知り 海の泡と消え 非情へと帰る 非情の海 豊情の陸 青い星で 知らぬままでは 知らぬまま 感じぬままでは 感じぬまま 知るを知り 知らぬを知…

自覚と自愛

自覚→3 自愛→∞ 自覚→正反合 自覚→序破離 自覚→始変止 自覚→喝 自愛→合焦 自愛→需給 自愛→循環 自愛→活 自覚→喝 自愛→活

3手

3で終わる 思考も 感情も 3で終わる それ未満は 埋没 それ以上は 深読み 開始→変化→停止 停止させようとしなくても 観てれば 止まる 3手の読み 3手の自観 3手の自覚

「ありがとう」

「地球上で一番たくさんのありがとうを集めるグループになる」為に 「365日24時間死ぬまで働け」 って言われても… 「ありがとう」を いくらコレクションしようとしても その巨塔は砂山のように崩れ 一人の死で 帳消しになってしまう 自分では無い 他人からの…

手鏡に映る 自分を自分と認識できない 認知症の人 地球に映る 他人を自分と認識できない 認知症の人類 鏡を見て 僕は途方に暮れる ここが 鏡の中なのか それとも 鏡の外なのか

ポカ〜ン温泉

温泉に入っている か 湯上り気分 で 相手に接する 温泉に入っている か 湯上り気分 に 相手も見えてくる 頭の上に 何も置かない 思考も 感情も 何も置かない 湯上り後は 想念を外していく 遊び ポカ〜ン (´Д`) ポカーン(´Д`) ポカーン(´Д`) イナイイナイ(…

そこにはもう

私はいた 海辺にいた 山頂にいた 家中にいた 学校にいた 街中にいた 職場にいた 考えていた 感じていた でも そこにはもう 私はいない そこにはもう 誰もいない そこにはもう 何も無い そこには 底は無い 損も無い 傷も無い 何も無い 演じ 幻じ 遷ろう そこ…

ユーモアINTERFACE

先日の朝一番 テレビをつけると 伊藤穰一さんがTEDで 言っていた 「ユーモアとはインターフェイス」 確かにそうだと 感じた 難しいことも 混じり合わないことも 関わり会えないひとも 無関心も 無興味も 常識の錠も 認識の壁も ひょうひょうと 軽々と 馴染ん…

雑草

駆除しても 駆逐しても 何としても 生えてくる アスファルトのひび割れ 古い建物の屋根の上 野菜畑 花畑 所構わず 時構わず しかし 雑草という名の草は無い ならば 雑念という名の想念も無い 彼らは 必要があって 許されて 生じた姿 形の世界で 役なきものな…

帯水層

様々な表情の 人達と 触れ合う中で 気づいたこと 様々な人生があり 様々に表現する 存在 そして それは 自分そのもの 納期と上司の批判に追われ デジタル作業に 向き合った日々は 過ぎて 後輩や上司を批判し 肉体人間に 向き合う日々 変わったようで 何も変…

プレゼン卜

目には 見やすさ 耳には 聴きやすさ 肌には 気持ちよさ 言葉のプレゼン卜 言葉以外のプレゼン卜

夢をあきらめないで

自分が あきらめるということは 人類が あきらめるということ そう、木村秋則さんは伝えてくれた それぞれに見えし人生 バラバラに見えし人生 個人個人に見えし人生 違う 自分のワクワクを あきらめるということを 簡単に 肯定しないで 上ばかり見ないで そ…

夢をあきらめないで

自分が あきらめるということは 人類が あきらめるということ そう、木村秋則さんは伝えてくれた それぞれに見えし人生 バラバラに見えし人生 個人個人に見えし人生 違う 自分のワクワクを あきらめるということを 簡単に 肯定しないで 上ばかり見ないで そ…

蠅が如く

演じなければ気づけないドラマ みんな大根役者なんかじゃ、ない 自我こそは 名演技者 自我こそは 名気づき装置 自我こそは 名反応装置 寺山修司は 街を 劇場へ変えた 赤瀬川原平は 裁判所を 展覧会場へ変えた ハリウッドすら凌ぐ 宇宙舞台 ぼくらは 舞台であ…

 愛に降参☆

病気の方へ 「あなたは悪くない」と言われた その言葉を聞いて 他人事なのに 何故だか無性に泣けてきた それ程に 自分の中に 自己処罰観念の根があるのかもしれない 自己処罰は、他者処罰に繋がる 自分の 怒りの根 批判の根 そこにあったのかもしれない 「私…

花と実と

朝に咲く花があれば 昼に咲く花もあり 夜に咲く花もある 「桃栗3年柿8年、柚の大馬鹿18年、銀杏の気違い30年」 なんて話もあるけれど 桃は桃を 柿は柿を 柚は柚を 銀杏は銀杏を その生として 全うすることが かけがえのない 花であり 実なのかもしれな…

今への邂逅

帰納的に見れば 小乗 演繹的に見れば 大乗 昨日的に見れば 記憶 明日的に見れば 予定 全部いらない 鏡に映らぬ 今への 邂逅

分からないけど知っている

落ちては 溶けて 落ちては 積もり 気づけば 白い原 いつ降るか 誰にも 分からない いつかは降る 誰でも 知っている 落ちては 生まれ 落ちては 死んで 気づけば オリジナルな 物語 何も語らぬ存在たちが 今日も何かを 教えてくれる

幻実世界

幻の夢から覚めて 幻の現実へと 幻の現実から覚めて 幻の夢へと 左の幻と右の幻を 下の幻と上の幻を 行ったり来たり 過去と未来の幻を 行ったり来たり 行ったり来たり 逝ったり来たり 言ったり聞いたり 幻のマトリョーシカ 幻の万華鏡 幻の階段 幻の 自分 が…