2013-12-12 雑草 詩 駆除しても 駆逐しても 何としても 生えてくる アスファルトのひび割れ 古い建物の屋根の上 野菜畑 花畑 所構わず 時構わず しかし 雑草という名の草は無い ならば 雑念という名の想念も無い 彼らは 必要があって 許されて 生じた姿 形の世界で 役なきものなど 何もない 土は雑草で柔らかさを 心は雑念で臨場感を 生み出している ここは 畑 広大なる 畑 分け隔てのない 畑