新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

グラナイト

ザラットしつつも 味がある 硬い世界の 柔らかい お話

スイカの中

スイカの中に 果てしない砂丘が広がっていた どこまでも乾いた砂 いつまでも晴れた空 太陽の無い快楽の足跡 熟したまま消えていった 残されたのは 一粒の黒い種

風よりも軽くなんか無くても 空を飛ぶ鳥たち 鳥のような羽なんて無くても 空を飛ぶ人たち あれが無くたってやっている 今ある何かで いつの間にか べったりと目に貼りついている 鱗 便利さという鱗が落ちたとき 案外飛べるのかもしれない 想像の大空へ

夏夜のice

雨上がりの街で アスファルトの匂い 生まれ変わる景色の 風の中に咲いてる 花は色鮮やかな 今をきっと生きてる rarararara… 青い空に歌う 君の瞳見てる 通り過ぎる夏の夜の ice aaaaa…

淡いからこそ 離れずに 薄いからこそ 流れずに 柔らかいから 折れずに どこまで続く 空のデザイン

プロセス

学校は楽しかった そこに感動があったから 知る、分かる、分かち合えた事 過程が無ければ 感動も無かったんだ こぼれそうな 器の小ささでも 耳掻きにしか出来ない事だって あるはず ねえ 僕はまだ探しているよ 一人で ねえ 僕はまだ見つけちゃいないよ だけ…

一人

二人いると物語になる 一人だと無限になる 物語に飽きたなら サイの角になって 静寂の中の 無限へ

前進

今日、明日、明後日なんかに 咲かなくても 実らなくても 倦まず弛まず 歩のように 盤上を 進む 掃除洗濯炊事 仕事趣味

手紙

届かない記憶の中で 眠り続けている 哀しみ 夜明けの向うに 幸せがあるのなら 永遠に届かない 夜は明けない 何処までも そして 何時までも 堅い殻 外からは誰も壊せない 見えないから 時だけが 温もりだけが 生まれ変わる朝に 手紙のような雨が 降る 一粒一…

奇妙

もっともありふれたものが もっとも奇妙な特性をもっていた 例えば 水 例えば 自我

さあ現実!

え! 君がもうすぐいなくなるなんて その準備をしていたなんて 気づいたらさようならなんて 最近閉店したパン屋の張り紙が やけに気になっていた 夏はさようならの季節? 何にもしてあげられなかったくせに 何かを求めていた愚かさ メールで年賀状出したのに…

鈴本登紀子さん

「冷たさもご馳走のうち」 by 鈴本登紀子(ばぁば)さん(料理研究家)

小学生の頃 離れた町から鉄道に乗って 家までわざわざ遊びに来てくれた友を 何度も断っていた 残酷 数年前、そんな彼にそっくりな人が バスの前の席に座っていたので 声をかけてみたら、別人だった なぜ 声をかけたのだろう そのうち会えると思っている だけ…

そのまんま

政治とスポーツ 僕にとっては ただのノイズ 遠い遠い世界 そのまんま 大人になってしまった そのまんま 老いてゆくのかもしれない

果てしなき線路

どこまで続く果て無き線路 煩いぐらいある道標 だけど最後の最後には 何処へ着くのか誰も知らない なぜ? 駆けている駆けてゆく 終わらない道の上 探してる探してく 最果ての君の問い Woo Woo Woo …

断崖のカカシ

常識は時間に支配される 真理は時間を支配する 感動をとりこぼさずに 線に色に形に動きに 音に熱に 伝えてゆくこと そのままじゃなくていい そのままでもいい だけど 忘れないこと 時に常識は嘘をつき 時にイマジネーションは真実を見せる 表面だけの共通観…

分母

私が私の母になる もう一つの目が開いて 見えてなかった日常 見えてなかった自分 依りかからずに こぼさないで 分母からの 脚下照顧

不動視線

動かない視線が 動くものを 捉える

ファイル破損

パソコンで曲を作っていたら ファイルが壊れた 手動でバックアップして 尚且つ別のハードディスクに 自動バックアップしていても 復帰できない 複製も変換も 便利で自由なのに 半月作り続けたデータが 0に戻る 限りなく完成に近づいたのに そんなことは 今…

滑走路

悩み苦しみ困難 そんな凸凹路こそが 離陸への 滑走路だった

昨日より

あいつより強くなることよりも 昨日より強くなること あいつより賢くなることよりも 昨日より賢くなること あいつより優しくなることよりも 昨日より優しくなること

藤田一照さん

「座禅は“為”ではなく“行”」 by 藤田一照さん(禅僧)

掘り起こす

サウンドからメロディーを掘り起こす メロディーから歌詞を掘り起こす 歌詞から形を掘り起こす 形から動きを掘り起こす

ぶっ壊す

曲→詞→象徴→形→動形 始めを変えると 以外に見えてきた 表現の方法 自分の固定概念を 自分でぶっ壊す 始めを変える 始めを疑う 始めを考える 始めを置換する

夜明け前

三時に目が覚め 雨が降っている 湿っぽい 雨音を録音して 曲に取り込む 題名はまだ無い 夜が明ける前から ずっと作り続けている 曲 AFTER EFFECTS CS4 参考書は揃えたが まだまだ弱腰 朝の連続テレビ小説 ゲゲゲの女房を見ながら どこか親近感すら沸いている…

置き去りの感謝

疾風のように 辛かった昨日は 過ぎて 広がった今日という 楽園に いつしか、唾をかけていた 感謝なんて どうしてポケットに しまったままなんだろう

種を探して

すーっと すくった バニラのアイス とろけた せかいの 種がないない ないない ないない ないないない 種がないから 食べたらおしまい 探してる 今日も 明日を創る 僕らしい 種

箱を開ける

守れば 守れた 捨てれば 捨てれた 手を伸ばしたら 届いた 笑ったら 笑えた 話したら 話せた 閉じている箱を 開ける楽しさ

揺れ

好きだけじゃ 届かない だけど 好きじゃなきゃ リアルじゃない 子供にも戻れず 大人にもなりきれず 揺れながら見てた 揺れない 日常

足跡だけが道になる

ウルサイぐらいに 道標はあるけれど この道が 最後の最後に どこへ到達するのか 誰も知らない それを決めるのは 他人なんかじゃない 這いずるのも覚束なかった 赤子が やがては大勢の歩む道すら 創り出す 歩いた分だけ 道になる どんなに闇に怯えていたとし…