スイカの中に 果てしない砂丘が広がっていた どこまでも乾いた砂 いつまでも晴れた空 太陽の無い快楽の足跡 熟したまま消えていった 残されたのは 一粒の黒い種
風よりも軽くなんか無くても 空を飛ぶ鳥たち 鳥のような羽なんて無くても 空を飛ぶ人たち あれが無くたってやっている 今ある何かで いつの間にか べったりと目に貼りついている 鱗 便利さという鱗が落ちたとき 案外飛べるのかもしれない 想像の大空へ
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