新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

竹原ピストル

彼を知ったのは いつだったのか 忘れたけれど 最近は 彼の歌ばかり 聞いているこの世には 生きている誰かを 殺すピストルがあれば死にそうな誰かを 生かすピストルもあるそのピストルの名を竹原ピストルという

末端と全体

朝、たまたま見ていたテレビ 合気道の先生が 体の不思議な性質を 語っていたつま先立ちを 繰り返すと 重たいものでも 持てるようになる机の表面に手を広げ 手首を他者に握られている場合 手首や腕に力を入れても 動かないけれど 指先に意識を集中すると 動く…

気づきの手作業

家族と食べる カップケーキ 毎日が父の誕生日状態今日も図書館へ行った また行く予定もなかったが どうやら昨日から カレンダーの交換市が そこで開かれていたから 家族と一緒についていくことにしたまるで買う気もなかったが イラストの表現が新しい感じが…

発明・発見

図書館で 「不機嫌な作家 阿久悠日記を読む」 「世界の発明・発見時典」(1989年印刷) の2冊を読む特に後者を読んでいるうちに 胸がワクワクしてくるのを覚えた学研版のは子供の頃に読んだ記憶があったが 集英社版ということで内容も異なり新鮮であったじっ…

日常

終わりなき日常終わらせたい衝動最終列車はどこへ行く四角い窓目まぐるしく 流れてゆく 雲たち風の強い日に 母がくれた プリンとみかん職場のみんなは 今も元気に 働いているだろうか日がな一日 チャートを眺め 新聞を切り 記録を取り 書き込む

戦闘モード

被保険者証が届いたと 母の声仕事を辞めてから 任意継続の申請をしていた連日PC画面に張り付いていたので かなり目がぼやけてきているいくらでも起きていられるが 自分でも自制をかけるため あえて午後からは寝たトレードと将棋どちらも常に戦闘モード仕事を…

帰り道

美術展の帰り道 歩道の下に広がる 沢小学生の頃 友達が住んでいた家は もうそこにはない思い出スタスタと 友なき道スタスタと 横切るコンビニ自分という最終列車は ここで終点なのか来年の今 自分はどこにいるのかどうでもいいこと家に着くと 珍しくスーツ姿…

ゴールライン

鳥かごの鳥さえ つかめない細い川を上る魚さえ つかめないそれは 欲が深すぎるからコツコツと とれるものをとる遠大な目標を待ちながらも 身近な不安や恐怖に 右往左往していたら 山どころか 坂さえ上れないゴールラインを 引き直すと新たに見えてくる スタ…

雪かき その3

3度目の雪かきプラスチックスコップの 長いほうの柄に力を入れるより 左手のハンドルを意識して てこの原理で雪を救い飛ばすと 疲労感が激減した右手を力点とするか 左手を力点とするか右手付近を支点とするか 左手付近を支点とすRか

日曜の朝

日曜の朝 茶の間に行くと カーテンがかかり 誰もいないいつもは 自分が一番最後なのだが珍しく 誰もいないまるで忽然と消えたかのようにやがて 階段を降りる足音が聞こえ母が来て 父が来て 妹が来た朝食は食べずに 体重、脂肪、腹囲を記録する以前はグラフに…

勝負

暇があれば トレードや 将棋をしていた常に勝負したい 自分がいた勝ちたい分だけ 負け続けたやみくもに 持ち駒を捨てた勝つ時は 徹底的に勝てたが 負けるときは ボロボロに負けた勝ちも負けも 価値づけ正しさも誤りも 価値づけ価値づけない 勝ちづけない近づ…

月と雲

雲に隠れた あの月を 引っぱり出せはしない雲が流れるのを 待つしかない月も 雲も 手に負えない無駄に焦らず 欲張らず希望も持たず 絶望もせず次がどうなるか 無理やり知ろうとせず流れを待つ時間すら 手に負えない心静かに

焼きそば

母が呼ぶので 久しぶりに 昼食を食べた父が会に出かけたので 二人で手作りの焼きそばを 食べたいつまで 食べないの? と毎日聞かれていたので たまに食べることにした毎日が日曜日なのに まだまだ ゆっくりと 過ごせない自分がいるゆっくりと

干し芋

したくないことをやめて 次のしたくないことを しているのかもしれないしたくないことを いくらたんねんにしても ものたりなさが 心に広がる希望と絶望物語と虚無どちらにも 居場所はない母からもらった 干し芋を齧りながら 画面を見つめるここはひとつ 自分…

零れもの

言葉から 零れ落ちていく 思い文字から 零れ落ちていく 感情複雑さに 疲れて希望と絶望の葛藤に 疲れて零れ落ちた 自分への 優しさを拾いに行く

雪かき

夢の中外は雪 誰かが家の外を 雪かきしている音がする目が覚めて どうやら本当に降り積もっている母にその夢を話すと 昔はよく、じじちゃんが 朝早く雪かきしていたから じじちゃんがやってくれたんでないか と笑う母に言われて 一人で外回りを 雪かきする地…

小豆粥

夕食に母の作った 小豆粥(餅)を食べる時々腰を痛がる母母の作った鍋の不満を 簡単に口にする 父相撲の結果に一喜一憂して 負けた力士に文句をつける 父自分がうるさい音を立てて 食べなくなったという 妹家族と食事をとるのは 最近は夕食のみ一家団欒

雑巾

距離を離し 感情の揺らぎを整える距離を狭め 目的を一つに絞る程よく絞ってこその 雑巾

充血

朝からPC画面を見すぎて 充血 アトピーも悪化ほどほどに

修正波を捨てて 推進波に乗る捨てるものを しっかりと捨てる乗るべき波に しっかりと乗るこの青い空 誰のものでもないこの青い海 誰のものでもない泳ぎ方に正解は無いクロールも良し 平泳ぎも良し 背泳ぎも良し肝心なのは 何が自分にしっくりいくのか大波 小…

近視眼

近くばかり見ていると 遠いものはぼやけてしまう本当は 何を見たいのか 何が欲しいのか 何を求めているのか

おまけ

いつまでも 夏が来ないなんて 思っているのかい?いつまでも 不安がとりまいていると 思っているのかい?たとえば 昨日までの人生が 全て夢だったとしてたとえば 明日からの人生も 全て夢だったとしてそんな夢ごときのために 今を恐れているとしたらアホちゃ…

センス

山あり 谷ありで 折りたためる扇子広げれば 風をも生み出し閉じれば 一本の棒となる山あり 谷ありで 身についたセンス広げれば 世に風を送り閉じれば 金に換えられぬ杖となる

センス

山あり 谷ありで 折りたためる扇子広げれば 風をも生み出し閉じれば 一本の棒となる山あり 谷ありで 身についたセンス広げれば 世に風を送り閉じれば 金に換えられぬ杖となる

減食

今日から減食を始める手始めに 朝食と昼食を抜いた水分と飴は自由とした

練習

上手くいかないこと下手な自分に心底嫌になることそれでもやめたくないことシャドートレーニング練習 練習 そして 練習

金曜日

結果を求め 過程に執着どちらも 不毛一休み 一休み

トンネル

トンネルの向こうに 何があるトンネルの向こうに 明日はある?トンネルの向こうに 希望はある?トンネルの前にいる 私トンネルの前にいる あなたそれぞれの入口 それぞれの出口誰が救うでもなく 誰が招くでもなく 誰が歩くでもなく足跡だけが 道となる

蜃気楼

取り戻したい過去を 未来に向かって 追いかけても 影すらつかめない未来に過去はない未来に答えはないそこにゴールはない

オカメインコ

朝から不機嫌な オカメインコ隅っこにうずくまり 体を揺らしながら 口を開いて 威嚇する機嫌がよくなると 止まり木をカンカンと 咥えては落としたり 上に上って さえずる妹以外には 決して懐かないそれでも 家族に愛されている 君の存在