新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

干し芋

したくないことをやめて
次のしたくないことを
しているのかもしれない

したくないことを
いくらたんねんにしても
ものたりなさが
心に広がる

希望と絶望

物語と虚無

どちらにも
居場所はない

母からもらった
干し芋を齧りながら
画面を見つめる

ここはひとつ
自分で何とかしようと思わずに

運と言うやつに
任せてみないか

追いかけなくても
ほら
干し芋があるじゃないか