新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

最も強い言葉で

最も強い言葉で非難するという内閣官房長官最も強い言葉って何だろう抽象的過ぎる言葉最も強い言葉で応援する最も弱い言葉で非難する人それぞれに最も○○な言葉を 想像する

エドガー・エンデ

たまたま休みの 水曜日たまたま行った 図書館へ何十分と彷徨って 辿り着いた 一冊はエドガー・エンデ画集

貝殻

浜に貝殻貝の中には 何もなく貝殻だけが 貝の跡家に向かう道すがら 廃屋だけが家の跡昔その家に住んでいた おばさんに怒られた 記憶だけが家の跡貝殻も 廃屋も それを見ている 自分もやがては 消えてありがとう

色装置

現実も 幻想も エゴのストーリー情報も ノイズも 臨在感を高める 装置そうして 時間上に存在し 空間上に存在し ているかのように 自分を常在化しようとする真実は 観測者の数だけ存在し 同時にどこにも そんなものは無い後ろには 何もない鬼が振り向いたとき…

忍法先送りの術

明日できることは 今日しない悩んでも 解決しないことは 悩まない今したいことをする今したくないことはしない今していることは 結局したかったこと今していないことは 結局したくなかったこと僕だけの忍法で 先送りにされた夢次の駅まで 窓を眺めていよう

月と道

月も見えない 霧の中外灯照らす 道を行く霧も見えない 月の中行く道照らす 心の灯

抜歯

夜間診療 診察室に残るのは 自分一人折れたままだった 右上犬歯を抜く金属アレルギーなので ブリッジも入れられず 抜けたままとする抜けた歯に感謝し 海援隊の唄を聴きながら 一人、霧雨を歩く麻酔が効いているので まるで痛みがない昔通った小学校を抜ける…

入口

※[詩]入口思考はいつも 隙間を埋めようとするでも その隙間こそ 実相世界の 入口

メビウスの足跡

足跡が 前を歩いていく足跡に ついていくその足跡がいつかの自分の足跡と 気づく日まで

前へ

※[詩]前へ前へ意思を明確に体はそう出来ている