新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧

沈黙

無常に 飽きたら 目を閉じて 心の中で 一番静かな処へ 心の中で 一番穏やかな処へ 刺激に 飽きたら 沈黙

僕に帰る

金平糖は溶ける 一つの口で 言葉は溶ける 一つの行で どんな理屈も どんな言訳も どんな肩書も どんな情報も いつかは 溶けてしまう 最後まで 残るものは 何? パラレルに広がる 無数の世界 世界の数だけ 存在の数だけ あるのかな 真実は 溶けたいけど 溶け…

自由の中に 不自由が 不自由の中に 自由が 怒ると 見失うもの 笑うと 見えてくるもの 水に映る 月

吾輩は無限である

吾輩は無限である 名前はまだ無い どこで生まれたか とんと見当がつかぬ ある者は神と呼び ある者は道と呼び ある者は宇宙と呼んだが 確かな名前など無い

意志

お前には、時間があるじゃないか お前には、肉体があるじゃないか お前には、今があるじゃないか 作られたものに感動するな 本を読んで簡単に肯くな 分かったふりも 悟ったふりも 必要ない この身で生きれ この心で感動しろ 日常の中 今、ここで 無限を 立ち…

何処へ

自我よ お前は何処へ逝く 欲望のまま 雑念のまま 光と闇のノイズの中 無常にまみれながら お前は何処へ逝く 魂よ お前は何処へ行く 浄化へと 調和へと 進化へと 認識にまみれながら お前は何処へ行く 無限の中心から 無限の周辺へ 私よ 何処へゆく

クリスマス

クリスマス ホワイトイルミネーション 帯広 そして 札幌 過ぎ行く若者 ミニスカート ハーフコート 二人だけの笑顔 気忙しさ 地下鉄 降車口前の防御壁 吸い込まれ 吐き出され つり革に 揺られ 面会時間まで 近くのスーパーで プレゼントの 筆記用具を購入 13…

変換

考え方一つで ダイエットなんて 簡単に出来てる でもそれが最終目的なんかじゃない 断じて 目的を変えて 新しいことを始めた瞬間に 今まで何ヶ月もかけて出来なかったことが いともたやすく出来てしまった 目指す先は 統合 始めは 身近でシンプルな事から も…

木人形

目の前に 快感をぶら下げられて 無常を歩く 木人形 僕らは 操られるだけの 存在なのだろうか 無数の マインドコントロール そのツール そのメディア 操られていることを知らず 情報を得れば得るほど 真実を見失ってゆく 虚構のループ 心の鍵 身の鍵穴 いらだ…

食欲

肉を欲しがるのは 僕じゃなく 僕の中の 肉食性の菌なんじゃないか それもひっくるめて 今の僕の体なんじゃないか 肉を食うか食わないかを 選ぶのは僕自身 肉を止めれば 肉を求める菌も少なくなる 逆に 草を食べれば 草を好きな菌が増える それだけの話 僕は…

万華鏡

たった今 何かが生まれ たった今 何かが終わる どこか遠い宇宙で 僕の肉体の中で 心のどこかで 千変万化する 模様 何も変わらない 人々 全ては己 分裂し 転生し そして 僕は何処へ行くのだろう どんな未来を選択するのだろう どんな未来になろうとも ただの…

一 になるのは いつの日か バラバラな 僕の心と体 静かな波のように 穏やかでありますように 僕はすぐに 喧騒を作り出してしまう 静かな夜のように 安らかでありますように

一食無限

一日一食にし 一食の尊さに 気づく 玉葱の一枚一枚を 咀嚼し 飲込む 今まで 食べる事が 雑だった ながらで 流し込んでいた だけだった 一食の中に 一色に収まらぬ 味わいの深み ジャンクフードの 即効性のある 刺激と興奮 刺激→欲望→刺激→欲望 刺激 欲望 渇…

雑念中

明けても 暮れても 食うことばかり 見ることばかり 知ることばかり 寝ることばかり 話すことばかり 雑念の中 日々を過ごして 己を見失う 何を食っているのだろう 何を見ているのだろう 何を知ったのだろう 何を夢見たのだろう 何を話したのだろう 次から次か…

食の見直し

一日一食 飲料自由 これを始めて今日で5日目 生まれてから ずっと休む間もなく 酷使続けてきた 消化器系 つまりは 内臓全体 身体全体 2010年は 食の見直しを端緒として 実践を通じて肉体の統合を 目指したい 今はその助走期間

「雑念」からの帰還

「雑念」の森で迷った僕は 「雑念」と唱えた瞬間に 「雑念」から出られた どんな木の実も生っている 「雑念」の森 ありとあらゆる欲望の樹海 たわわの実が生っている たわわの言葉が生っている たわわの快楽が生っている たわわの陶酔が生っている たわわの…

気づき

正義よりも気づきを 葛藤は無常から生じる

僕のいた星

人はどこまで 残酷になれるのか その実験場が 地球だなんて あまりに 悲しい だからこそ 優しさの意味を どんな星よりも 深く深く 感じることの出来る 可能性に満ちた 青い場所

水と一休

空腹も 孤独も 金も くの一も 無ければ無いで 何とでもなる 何は無くとも 水と一休

真理を開く鍵

観察は反省に勝る 観察を制するものは 全てを制する 一番身近で 一番深い 真理を開く 鍵 ただ只管に ただ一途に 観察の道

遠い道も

遠い道も 歌えば 近い 暗い道も 笑えば 明るい 寒い道も 繋げば 暖かい

そこに天あり

指を見つめる 僕 僕を見つめる 天 天を指す 指 指を指す 僕 この僕を指す 天 この指で 僕だけが出来ること 君だけが出来ること 泥にまみれても 指せばそこに 天あり

恋からの帰還

裏切り あるのが恋 ないのが愛 嫉妬 あるのが恋 ないのが愛 自我を恋するのは もうやめよう 僕を恋し続ける限り 妬み、嫉み、僻み 怒り、苦しみ、もがき続けるしかない 覚めぬ夢の 地獄からの 帰還

自縛世界

自我の実現か 自我の終焉か 欲望が枯れるまで 転生し続け ループし続け 果てしのないパラレルワールドを 漂流し続ける 時空連続体の中 揺らめく 幻 それを 個人というのなら それを 自我というのなら それを 実現しようとするのなら 覚めない夢から このマト…

白血病の君へ

急性骨髄性白血病 抗がん剤治療に入る 君 君が幸せでありますように 君の悩み苦しみが無くなりますように 君の願い事が適いますように 君に悟りの光が現れますように 君の病が治りますように 君が安らかでありますように

ゆるやかな 日常 病の中の 君 僕が出来ること

面倒な事

僕の最大の恐怖は 「面倒な事」 だったんだ

スクロール

A 地面に伸びる 僕の影 この世に生きる 影の僕 僕という名の 何かのシルエット 発動させた 何かのエナジー B 風に揺れる 大樹のグリーン 死で覆われ 生を放つの 枝分かれ 過去へ未来へ 同時に眠る 無数の世界 C スクロール 手を繋いだ未来たち スクロール 狂…

主人公

卑下しても つまらん 傲慢しても つまらん 正直に精進 物語は後からついてくる

魔法

恋は いつか解ける魔法 愛は いつか許せる魔法 慈悲は いつか帰れる魔法 そして いつか魔法は消えて 空が晴れる 僕は見たい 君の笑顔と 君の虹を