新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

脳と記憶

そこに 記憶は無い 脳に 記憶は無い 物に 記憶は無い 記憶は 全て 別のフィールドに 保存されている 脳は そのフィールドから 情報を受信し ダウンロード しているだけ なのかも

笑顔の栞

焦り 怒り という反応は 選択肢を狭める ゆとり 笑い という反応は 選択肢を広げる 反応は 選択できる 地球では 焦りや怒りの 反応も多いけれど 地球では その全てを ジョークによって 昇華する事が出来る 陰陽を越えて 蒼き星に 優しい笑顔を 添えて

依存心

依存心が 高いくせに 何かあれば 環境や誰かのせいに したがる ウザイものなど ないはずなのに 敵も味方も ないはずなのに 裸足にもなれない 自我たちが いる まだ 私の中にも

迷宮

どっぷりと 便利な生活に シンクロしている それが 迷宮の入口 遮るものもなく 必要なものは 何でも手に入る 気づく事のない 迷宮 物質の快楽 無常の享楽 幻影の悦楽 迷宮

老人

暴れる自我 暴言と暴力 劣等感と 恐怖 彷徨う自我 徘徊と帰宅願望 寂しさと 不安 目の前の 認知症の人々 目の前の 日常風景

自我の憂い

明日を憂うより 今日を活かすこと 可能なことを 選択するだけ 結果を生むのは 自我の働きではない 結果を出せると 自我が思いこんで いるだけ 全ての情報を 入力しても 憂いの消滅には無縁 今 ここが ベストポイント

誰かに 恥をかかせるくらいなら 自分がその人の恥を 背負う方がましだ そんな あんたが 大好きだ

大雪

朝 ドアを開けると 道が消えていた 一面の雪 長靴に履き替え 軽く雪をかき 限が無いので 途中で止めて 街へ行った 道の駅でトレーラーが スリップして動けない ひとしきり買い物を終え 待合室に戻ると 先程のトレーラーが丁度 抜け出したところだった それを…

○□△

丸いものでも 角をつけて 話す人もいれば 角のあるものも 丸くして 話す人もいる 単刀直入に 話す人もいれば 遠まわしに 話す人もいる 人の話し方には その人の 記憶が宿っている 口には出さないけれど まだまだ その人の話し方を 裁こうとする自我が 私に残…

井戸

涸れ切った川底に 象たちが その長い鼻で 井戸を掘った 象たちが去った後 その井戸水を 鳥やシマウマたちが 飲んでいた 水は誰の物でも無く 井戸は誰の物でも無く 自分達のした事は 自分達だけの事ではなく 何かが去って 何かが残って 生まれて ひと時でも生…

笑顔

笑顔 それは 最強の 幸福増幅装置 Amplifying system for happiness

心よ

あまりにも遠くて あまりにも高くて あまりにも固くて とても届かない 心がある 魔法も霊力も 通用しない 心がある 心よ 何故そんなに 離れてゆくの 心よ 何故そんなに 苦しむの 心よ 何故そんなに 彷徨うの 心よ

向き

向きを 変えるだけで 収まらなかったものが 収まり 流れなかったものが 流れ 諦めていたことが 可能となるの

録画と再生

宇宙は 録画されたものが 再生されているだけ 想像が 創造化 しているだけ 想念が 物質化 しているだけ 意識が 現象化 しているだけ 何を 録画しているの? 何を 思っているの? 私よ

正義と優しさ

大事な事は 動機 愛から生まれた 行為は 必ず いつか 届いてゆく 誰もが 優しい時代に移る その前の助走期間 正義という名の 滑走路で 優しい人は それゆえに 傷ついて しまう 正義と 優しさが 美しく響きあう そんな時代に なってくれ 私よ

ゴミ

自我のゴミ 想念のゴミ 可燃ゴミ 不燃ゴミ 資源ゴミ 危険ゴミ 粗大ゴミ 分別回収して 魂の リサイクルセンターへ いかなる感情も その魂を 汚染し尽くすことなど 出来はしない 宇宙には 遍在する 溶媒がある 宇宙には 自我を浄化する システムがある 何もの…

スクリーン

そこに ドキュメンタリー だろうが ファンタジー だろうが 何度も何度も 映し出されても 何色にも 何者にも 何物にも 染まらない 白いスクリーンが ある いかなる 状況が投影されても いかなる 言葉が響いても変わらぬ スクリーンが ある 千変万化する 自我 …

成人式

それは とっても 小さくて ちょっぴり 悲しい 味がした それは とっても 大きくて だけど 中身は 空っぽで 人類の 成人式は 未だ来ない

状況

幸せな状況も 不幸な状況も 無い 状況に 喜怒哀楽は 無い 状況に 善も悪も 無い 状況を 認識する 主体の反応 ベクトル と バランス

最高ですか?

最高の友も 最高の長所も 最高の楽しさも 最高の敵となり 最高の短所となり 最高の苦しみとなる 友も敵も 長所も短所も 楽しさも苦しさも 無常

めたぼっくり

めたぼっくりに 火がついて 気づけば 出ていた腹周り めたぼっくりに 火がついて 夜更かししては 食べていた めたぼっくりに 火がついて 足るを忘れた 己一人

錆びた鉄 乾いた土 荒れた肌 それでも いつの日か 潤いは 訪れる

浮く

許し 緩み 解け 放ち 浮く

夜の列車

毎夜 おじいちゃんは 訪ねてくる 「乗り遅れてしまった」 「もうだめです」 「明日何時に発車しますか」 「分けが分からんくなって 頭の中がカサカサになった」 「息子に会わせてください」 「国鉄の切符これ使えますか」 今ではもう 国鉄もJRすらも この…

形の世界へ

形の世界に 君がいた時 無形の世界に 僕はいて 無形の世界に 君がいた時 形の世界に 僕はいた 形は結果を欲しがって 無形は動機を欲しがって 星という 宇宙の扉を ノックした 終わりの無い旅など 無い 時という 幻の システム 今という 瞬間の システム 原因…

嘔吐フォーカス

嘔吐 冷汗 悪寒 平熱 早退 点滴 暖房故障 湯たんぽ 掛け布団四枚 朝 青空 体調 OK

ほら 風は知っている 吹き渡ることの 楽しさを

静夜

歩けば 道になる 止まれば 私になる 静かな夜 夜への扉 星への道 地球で 生きている

楽すりゃ 楽するほど 楽しくなくなる こともある 効率性と 満足度は 必ずしも 比例しない 道遠いほど 思い出に なることもある 地球を より深く 楽しむには 宇宙を より深く 楽しむには 今ここを より深く 楽しむには 人生は 楽じゃないから 楽しいのかも し…

趣味

やっていりゃ いつか終わる 損得抜きで 楽しめばいい