新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

顔の美醜なんて 年取れば みんな一緒 オカメも ハンニャも 所詮は仮面 それでも 生きていればこそ 喜怒哀楽の 旅

交換地獄

貨幣経済という 幻想の中で 僕らはいつまで 踊り続けるのだろう 男も 女も 君も 僕も 金は便利な道具だ これに勝る交換機能を持った 装置は無い 物のみならず あげくのはてには 命まで 交換しようとする 交換地獄の中で 僕らは 絶えず 欲望を交換し続けてゆく

振り返れば 全ては詩になるし 曲をつければ歌にもなる 笑いも 怒りも 悲しみも 憂いも 恥かしさも こころ震えた 瞬間が 感情が 掛け替えの無い 生の証 僕の証 下手とか上手いとかじゃない 早いとか遅いとかじゃない 明るいとか暗いとかじゃない 証 これが在…

歩こう

歩こう 悩もう 汗かこう シンプルへ シンプルへ シンプルへ だから 歩こう 悩もう 汗かこう 今日という名の 一期一会

自我的慣性の法則

自我は 執着が大きければ大きいほど 思考の状態を続けようとする 自我に力が働かない時 または力が釣合っている時静止していた自我はいつまでも静止している 思考していた自我はその速さで等速直線思考を続ける

圏外

無数のコミュニケーションツール 傍受される欲望 暴走する執着 それでも 繋がらない 自我達 どんなにそばに居ても どうしていつも圏外なの 圏外の肉体 圏外の魂 圏外の希望 圏外の絶望 圏外の形 圏外の永久 圏外の君 圏外の僕 圏外の次元 圏外の時空 圏外の…

さくらんぼ

肩越しに 見知らぬ人が 写って〜いる 私さくらんぼ〜♪

何でもかんでも 先送りしていたら 渇ききってしまう 心が老いてしまう前に 打て 自分の 鉄を

両極からの自由

善を求めるなかれ 悪を求めるなかれ 両極を求めるなかれ 両極を我が物とするなかれ 一切の両極への執着から離れ 鎖と手錠を 意志で断ち切り 自由の大地へ 静かに踏み出す

24時間

10日間休日があったら 何をするだろう 100日間休日があったら 何をするだろう 1年間休日があったら 何をするだろう 10年間休日があったら 何をするだろう 100年間休日があったら 何をするだろう 何日何年あったとしても 1日は 24時間

チャレンジ!

「失敗するな」なんて 一体誰が言ったのだろう 誰かの寝言を 真実と受け止めて 何もしないなんて 何と無責任でお粗末 自分主体 失敗するかしないか そんなことよりも 挑戦するかしないか テクニックは それからの話 前へ前へ まだまだ 理想と実行の間に ぶれ…

一途

一つ一つの 丁寧さ 正直さ 緻密さ 突き詰めてこその ゆとり 遊び 心地好い 揺らぎ

瞬間宇宙

外なる神は ただの紙 言葉の遊び ドラえもん 己の主は 神に非ず 人に非ず 組織に非ず 外に在るものみな全て 内なるものの投影幻影 外なる定義みな全て 内なるものの万華鏡 ひっくり返った 宇宙の中で 己の駅を目指し 己の駅を出発する 瞬間宇宙 瞬間己 瞬間…

非核

嫌だから 駅を出たんじゃない 進化するために 駅を出たのでもない バラバラになった僕ら まるで偶然のように すれ違い 争い 憎しみの朝と 悲しみの夜を 一体どれだけ繰り返せば 本当の太陽に 巡り合えるんだろう 核はいらない 争いもいらない 先制攻撃もいら…

僕の駅

僕の駅 僕が生まれた駅 僕が歩いた線路 僕は何処へ行くのだ? それは「場所」なのか それは「時」なのか それは「事」なのか それは「人」なのか それは「神」なのか 否、否、否! 僕の駅よ 遠く遠く遠く 生まれる前の前の前の 更に、更に、幾千万億兆の 過…

僕は今

僕は今 √1444才 1444の平方根にいる そして同時に 54872の立方根にいる 僕は今 二元性の世界にいる そして同時に 何処にも いない そして同時に 何処にも …

星の旅人

幾千万の星々を 旅してきた そんな君が 君の記憶から 幾つものストーリーを 僕たちに表現してくれたこと 旅立った君は 今度はどんな星に 行くのだろう 宇宙の様々な所から 宇宙の様々な時から やって来る この青い駅へ さらば君よ また会う日まで

掃き溜めに鶴

何度も夜は生まれても 何度も夜は消えてゆく 何度も不安は生まれても 何度も不安は消えてゆく 暗闇に揺れる炎 不安に揺れる瞳 一人の人間が 一人で悩んで死ぬ程の そんな ヤワな存在じゃ無いはず 何の為の多様性だ 生きる為の多様性だろ その為の地球だろ 糞…

宇宙遊戯

幾千幾万幾億の シールドを 軽々と超えて 散歩でもするように 真実を表現していた 厳重に厳重に ブロックされた 自我の壁を 綿飴をほうばるように 無造作に溶かしていた 何でもないような真実を 何でもないように行える 広大無辺の宇宙が この人体に シンク…

うわー!

鏡の中の 鏡の中の 鏡の中の 鏡の中の 鏡の中の 私 うわー!

死して尚

生きて尚 悩みて尚 倒れて尚 病にて尚 死して尚 光をさしたる 矢印よ

トンガリ

恨んで生きるに あまりに長く 恩を返すに あまりに短し タイムシャワーに 打たれし僕は 溶かされ 蒸発 酸よりも強力に 水よりも確実に 色も線も無い 目には見えない 描きかけの自画像 矢印の 一番トンがっているところを 一番したい事に 一番幸せな事に 一番…

蝉とセキレイ

蝉が鳴く 今、目の前に在る 命 先日の晴れた早朝に 施設の窓から 迷い込んできた 一羽の セキレイ 自分では 捕獲できないので 同僚に捕まえてもらった するともう一羽 また窓から入ってきた また捕まえて逃がしてもらった 今、目の前に在る 命

ゴミ

どんなに金や時間が 腐るほどあったにせよ 過ぎ去った若さは 返らない 有限の三次元的寿命 一番したいこと 一番考えて 一番感じて 悩みも 苦しみも 憎しみも 恐れも 葛藤も ただのゴミ ゴミ箱の中に 手を突っ込んでいる そんな暇があるならば ゴミにならない…

DTM

パソコンで 曲を作っていると 未来と過去の音が 同じ平面の画面で 俯瞰できる 音の足し算 音の引き算 音の掛け算 音の割り算 未来の音を 過去に持って来たり 過去の音を 未来に持って行ったり 融通無碍に タイムフィールドの中で 遊べる 作れる 奏でる

体から見れば 煙草は 毒 癌から見れば 笑いは 毒 毒から見れば 調和は 毒

汚い色

綺麗な色も 汚い色も この世に在りはしない 配色の調和 その度合い 森羅万象は 相関関係

創刻

自分で創った壁 自分で創った穴 自分で創った台 自分で創った回廊 自分で創った登場人物 自分で創った出合離別 自分で創った詩 自分で創った人生 操られる前に 創れ 葛藤の彼方へ 相克の向こうへ

飛べない空

エネルギー源を 無常から引き出すか 無限から引き出すか せかす自我 に せかされる自我 翼を捨てない限り 飛べない空が在る

短夏

打ち上げ花火 命短き 恋せよ 乙女 命短き 働け 己