無数のコミュニケーションツール
傍受される欲望
暴走する執着
それでも
繋がらない
自我達
どんなにそばに居ても
どうしていつも圏外なの
圏外の肉体
圏外の魂
圏外の希望
圏外の絶望
圏外の形
圏外の永久
圏外の君
圏外の僕
圏外の次元
圏外の時空
圏外の空
圏外の星
そんな機械でしか
繋がれないなんて
嘘
どんなに
遥かに離れていても
今も
昔も
君が神であるように
僕も神だったんだよ
全ては神だったんだよ
そして
あらゆる定義を超えた
存在だったんだよ
今も尚
圏外に思えた世界も
ふとした瞬間に
切なくなるのも
圏外なんかじゃない
圏内でもない
境界という
幻のなかで
時間を旅している
だけなんだ
きっと