新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

存在

記号ではなく 存在を描く現実か 幻想かそんなことはどうでもいい存在かどうか最大限にイメージして 存在を描く

雪の中へ

降り積もる雪に かき消されていくような 現実時々思い出す 昔の職場も 記憶の中にしか 存在しない更新される現実 空間ゆっくりと 休める 時間たまたま気づいた 結露でカビてしまった 壁や布団を全て片付け ぽっかりと空いた 空間何となく 貝殻のような 光沢…

○△□36

丸くてなんぼの まんじゅう三角でなんぼの おにぎり四角でなんぼの 豆腐寝せてなんぼの 味噌起きてなんぼの 達磨さん

木の葉

何が最悪で 何が最良か今でも 分からない 分かりえないそれでも何となく 違和感と共感を覚え それに従った川上から流れてくる 木の葉棒でつつき 引き寄せたり 何とか努力で その葉を掴もうとしていたその葉に夢中になっているときは まるで世界には その葉し…

パソコンの前

眠たくなりながら パソコンの前に 座り 本を取り込んだり 詩を書いたり明日は休み もういくつ寝ると 光回線それまでの 遅さを味わう

餅にあんこをつけて 食べる餅をラーメンに入れて 食べる餅を稲荷の皮に入れて 食べる餅を揚げて 食べる正月のパヒューム正月よさようなら

片付け

朝から晩まで 本のスキャニング夜になって 煮詰まる 頭絵筆を置いて数日過ぎるまずは 片付けに集中集中

迷い街

迷い道 迷い坂 迷い街知らない街を 歩いてみたい知らない歩きを 街でしたい知らないことが 楽しさの土台迷い続ける 世界の中で頼りなげな足跡だけが 真っ直ぐに 続いていた

3連休

個人的な3連休休んでばかりで 楽しい日々肩の力も 自然に抜けている朝から晩まで ひたすら段ボールの 本をスキャニングデジタル保管で 日が暮れる

ロールシャハ時空

べったり塗られた空間をひょいと広げて現れた微妙に異なる 反転世界時々刻々 変化して時々刻々 意味ありげ時には人に 時には雲に 時には希望 時には絶望地水火風 喜怒哀楽僕には見えて 君には見えず君には見えて 僕には見えず僕には聞こえて 君には聞こえず…

言葉だらけの 雨の中言葉の傘で 歩く道靴にしみいる 冷たさは渡る世間の 古だぬき言葉だらけの 心に疲れ静かに 闇を眺めてる

階段

上れない階段は 下れない階段上りにくい階段は 下り続けるエスカレーター無限に出てくる 階段にいつまで僕は 上り続けいつまで僕は 下り続けいつまで僕は 待ち続けすぐ隣に 動かない階段が あるのにやがて 階段になってしまう 前にいつまで僕は

リアルさ

リアルさってなんだろう結局、臨場感じゃないかなじゃあ、臨場感ってなんだろう結局、感動じゃないかなじゃあ、感動ってなんだろう結局、心が動くってことかなじゃ、リアルって 心が動くことなんだろうな逆に、心が動かなかったら どんな現実も経験も リアル…

古だぬき

短気な先輩に ののしられヒステリック な雰囲気は前の職場で 慣れている短気は 損気古だぬき

揚げ豆腐

小さく切った 豆腐を並べる整然と機械に乗せられて 油の中へぐるんと入っていく気泡を出しながら揚げる香ばしい臭い熱々

ひよこランプ

雪の日昨日も今日もオカメインコが 未消化便ひよこランプの下に うずくまりながら こちらを見ている市内の動物病院では 断られたので 温めて回復を待つ

砂の中で

砂中の 砂時計水中の 噴水火中の 花火頑張っているけど 目立たない目立たないけど あるんだよあるんかなぁ

4色

赤 青 黄 白アクリル絵の具 4色を塗り重ねて 探し続ける 形他にも色はあるでも 結局この4色で 描き続けている答えのない イメージ試行錯誤し 煮詰まり 欄間に乗せて 絵を見続ける小筆に持ち替えると 部分に集中し また描き始めている

無限交差

昨日のままだった 明日の街を 今日の僕は また一人 歩いているいくつもの 日常を 交差する 無数の僕は 決して僕と交わることがない印刷室が学校から消え 計算機や電話機が 嘘のように小さくなり ポケットに入るこんな時代になってさえ 僕は 僕の居場所を 特…

部分から部分へ

午前3時 家族寝静まる中 起き出す パソコンの前室温12℃ 2時間で16℃イーゼルに立てかけた F4中目のキャンバス非意図的な 色や線や質感やら明暗そこから 想起するイメージ模様、風景、動物、建物、etc…なかなか イメージが一つにまとまらず 色味もちぐはぐ四分…

干し柿

そのままでは 渋くて食べられない柿だけが 砂糖よりも甘い干し柿になる単調ではない 濃淡のある 風景のような甘さ渋さは 時に不快にさせ 時に深みへと誘う時間という 見えない調味料食えない時変化の時ほっとする 甘さ

優位性

何が起きるか分からないというこの世界の 優位性永遠に 起きることのない 時間も空間もない 完璧な絶対性 それがどこにもないというこの世界の 優位性

新聞WORLD

新聞で作られた家で 新聞を読む新聞で作られたテレビで 新聞を見る新聞で作られたテーブルで 新聞で作られた夕食を食べる新聞で作られたベッドで 新聞を枕にして 新聞の布団をかけて寝る新聞で作られた夢の中で 新聞で舗装された道を 新聞で作られた車が行き…

変わらない 2本のレールの上で入れ替わり続ける 人やモノの流れ駅を基点として 離散集合心 という 虚空の駅を今日も何かが 到着し 出発し 離散集合駅にはもう誰もいない想念の 離散集合そんなものは 私ではない私ではない

個性

溶け込んで 変わり続けた 世界均一に混ぜられた カフェオレ黒いもの 白いもの程よく攪拌され 程よく混在され 程よく変わり果てて個性と個性が 掛け合いながら さらなる 個性が展開していく

新年

年が明け 雑煮を食べるオカメインコは 水飲みカップで 水浴びをしていた朝と夜に風呂へ入り ゆっくりと 過ごす夢を楽しむ絵を描くことの 喜びと発見そんな年とする