新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

見えない壁見えない網見えない籠見えない檻全ては認知

覚悟

最後の 最後の最後の 最後の最後の最後の 最後の最後の最後まであきらめるな

陰陽

知ることで 知らないことに気づき知らないことで 知ることに気づく思考することで 思考しないことに気づき思考しないことで 思考することに気づく違いに 気づく同じに 気づくあらゆる事象の 不愉快さその愉快さ

サイコーロリン

1の目ばかりじゃ 振る意味ない0の目なんて 振る意味ない何が出るか 分からないそれが 最高の 意味

存在

草むらに 光差し 見えてくる 花大空に 闇が差し 見えてくる 星川の和流 虫の声 鳥の囀り私

夏至を越えて

アスファルトの亀裂 線に沿いながら それぞれに 息づく 雑草流れる川 河川橋 柱の角に 燕の巣巣から覗く顔 勢いよく飛び出し 飛び交う群れ夏至を越えて命 躍動す

自由の自由の自由

進みたい自由 止まりたい自由 戻りたい自由いろんな自由一変にかなえたら かえって不自由?すでにもう十二分に 叶いまくっている 世界超レアな一級品制限のフォーカス

自由の全う

奪うものは消えてゆく支配するものは消えてゆく鳥が鳥らしくモグラがモグラらしく人が人らしくありてあるものが ありのままの 自由を遍く 全うされますように

ある時は

ある時は 一つある時は 全てある時は 過去ある時は 未来そしてそれらが 同時肉体とともに 起動した心肉体とともに 終了する心千変万化でも針の先ほども変わらぬ 何か

無限砂時計

時計台街をゆく人々鉄骨のビル群自分と信じている何かそれら一切が ガラスの中巨大な時計だったとしても 正確な電波時計だったとしても それすらも砂となり 音もなく 落ちてゆくやがて あんなにリアルだった 世界は 空っぽになって全く違う世界が 次のガラス…

車窓

記憶という駅から 記憶という駅への 旅流れる車窓風景のように 見える何か自分以外の 全てが変わっていくようで何も変わらない 無という 窓何も変わらない 何も起こらない何も来ない 何も去らない積み上げられた 無限の連続写真現象を 現像し 幻想を 現実に…

バス停

待たなければ バスには乗れない待ち過ぎれば バスは通り過ぎてゆくバスは 善意も悪意もなくただ ここへ来て ここを去る だけここを 通る だけこころを 通り過ぎる 何かに乗るか 乗らないかそれだけバス停に たどり着いたのは 自分自身佇むのも 自分自身

てんとう虫

雷が止み 雨は降る 傘を差し 坂を下る橋の下 河の水量は 先日に比べ少なく 濁りも減った 緑色橋脚に打ち寄せられた 巨木増水後は あちこちの 河原に 根ごと流された 木が打ち寄せられる群れをなし 手裏剣のように 飛び回る ツバメたち灰色の空 虫の音は 聞こ…

理由なく 根拠なく 批判なく 分離なくただ 信じてみる自分をこの世で たった一人の自分をこの宇宙で たった全ての自分を

時を司る者

時間 原因と結果 快苦の反応 判断と対処 非時間 同時 等価 純粋体験 観察

夜勤明け久しぶりに見る 朝日雲間から差し込み 上に広がる 光芒風呂上り 蕎麦を食い ぐったりした体を ベッドに横たえるヒュヒュヒュヒュ窓の隙間から 蝉の音部屋の中央に置いていた テーブルを解体してから イライラが減った六月も半ば窓から流れ込む 涼し…

蝉の声強い風一週間ぶりか 青空が雲間に覗く数日間 乾かない洗濯物を ストーブの熱で飛ばし 今日は 窓を開けた雨の日に写した RAW画像をPC内で現像する と言ってもほとんどオート作業昔は24本撮りのフィルムを 写真屋のおじさんに渡して 数日待たなけれ…

 謎

なぜ楽しいのかなぜ嬉しいのかなぜ切ないのかなぜ好きなのかなぜ嫌いなのかなぜ悔しいのかなぜ求めるのかそれでもやっぱりなぜ飽きないのか理由なき理由の果てしなき謎

終わることで 初めて始まる 物語始まり無き 君の始まり終わり無き 君の終わり始まることで 初めて終わる 物語

サイコロ次元

理由のある幸せの脆さ根拠のある価値の脆さ多数の言う正義の脆さ権威のある評価の脆さ格言には必ず 反対の格言がある所詮この世は サイコロ遊び

DP1 Merrill

霧雨買い物ついでに 調達した中古のコンパクトカメラを カッパのポケットに入れて 道を歩くこのカメラでの 外撮りは初めてなので やたら白飛びするなと思ったら 露出補正が+3になったままだった霧が細かくまとわりついて いつしかカッパもびしょ濡れに傘を…

雨と霧

眠い目をこすりながら 書いてはボツにする 詩らしきもの雨と霧続く曇天イマイチスカッとしないけれど 無駄な警戒心も無い明日、晴れたら スナップ写真撮りに行こう雨だったら 本を読もう

最後の私最初の私満ちた欠けたと 人は言う満ちた引いたと 人は言う月は月海は海求めるものは私そのもの

土台

なされた善の 土台になった 隠れた善その隠れた善の 土台になった 隠れた善善の前の善 愛の前の愛選択の前の 選択決定の前の 決定線路の枕木最悪の結果が 最善の原因ともなるその現象に 見えない土台がある としたらその反応に 見えない土台がある としたら…

生まれてこのかた 見たことのない 裏裏返しても 裏に回っても それは 表究極の早技で 表と化す鏡で映しても 見えているなら 表裏ってやつは 裏ってやつは どうして 逃げ足が 早いのか

見舞い

早朝 6:07 父の見舞いに 離れた街の病院へ外は濃霧元気そうな顔 ベッド際の車椅子 「体重と目に気をつけろ」 との忠告早々に病院を出て 列車の発車時刻まで ぶらり街を歩く味のある小道に シャッターを切る民家の前の小道 人懐っこい 鳩とカモメ列車の中で …

途中下車

喧騒が止んで 突然気づく 音登る山中で 突然広がる 平原当たり前の 日常を途中下車し ふわっと 心呼吸役割の自分じゃなくてただの自分に昨日の自分でも 明日の自分でも 誰の自分でも 何の自分でも なく

風船の古里

手から離れた風船は 空へ空へと 昇りゆくまるで そこが古里の ように離れて 消えてゆく空の彼方の波打ち際に 旅に疲れた 風船たちが一つ 二つと 打ち寄せる遠い 青い星の 手放した子を 思い出しながら

一体み

林の中の公園で 誰かが描いた ケンケンパの ○ 真ん中あたりで 『一体み』 と指示がある一体 一体 一体み一休みでも 回数でも 時間でもなく一体みでなければ ならない

ドミノ

昨日から見れば 今日は幻想今日から見れば 明日は幻想今日から見れば 昨日は記憶記憶だけ今から見れば 一秒前も 一秒後も 現実では ない記憶と幻想の 狭間で定義し規定され 捏造し妄想され続ける 虚構世界時間が流れているのでは無く ただ 倒れ続ける ように…