新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

白から

一つの記憶が消えると 一つの世界が消える 経験と感動の数だけ 世界は分岐し続ける 事実 物語 事実 物語 僕という鉛筆 そして線を そして字を そして絵を そして世界を 描こう

スケッチ

外を見つめるも 内を見つめるも 同じ事 外と内を 分離し続ける限り 葛藤の根は 消えはしない 目という観察の象徴があるじゃないか 手という表現の象徴があるじゃないか 静かな時の中で 目と手が シンクロしてゆく 内と外が シンクロしてゆく そんな 種も仕掛…

だだだだだだも

すすすすすすも すすのうち じがががががも じがのうち かねねねねねも かねのうち おれれれれれも おれのうち ここここここも ここのうち もじじじじじも もじのうち

My frame

青い空 君の瞳 白い雲 僕の鼓動 高い空 君の海 低い椅子 僕のフレーム 答えなんて 答えない 問いかけだけが こだまして 光の中で そして 闇の中で 君は何している? 君は生きている? 義務でも権利でもない 空のどこかで 自由でも責任でもない 海のどこかで …

万象への傾聴

ゆっくり テンポを保って 同じリズムで 傾聴 受容 関心 北風の力より 太陽の温もり 北風の理屈より 太陽の待つ心 傲慢は傲慢を 謙虚は謙虚を 潮は引き 潮は寄る

いちごのケーキアラモード

スッテンコロリン買い物帰りの凍った路面 左肘に打撲痕 左第二指に裂傷 凍結路面上に5cm程の雪層 磨り減った靴底のスパイク 右左右左 否が応でも 弥が上にも 着地に意識を集中せざるをえない 身体の感覚に集中せざるをえない それでも滑る これはもう 歩き瞑…

地球人ごっこ

恨み謗り 妬み僻み 希望絶望 虚栄虚無 恋愛結婚 生老病死 明日天気に な・あ・れ

菓子パン

時間の中の 時間 空間の中の 空間 形の中の 形 色の中の 色 これと決め付けられぬもの それと指し示しえぬもの 宇宙という名の 壮大なる矛盾ワールド 千変万化し 栄枯盛衰し 無常の真っ只中で 己を規定するもの 何も無い 意志? 感覚? 認識? 雪と氷の隙間…

詩も音も

メロディーに 囚われなくていい 譜割にも 束縛されなくていい ポップスなんて いらない そんなレール いらない 僕はまだまだ 常識なんていう 幻想の真っ只中 そんなの 勝手な僕の妄想 どうせ妄想なら 楽しいものに しないか もっと音楽は 自由なはず 詩も音…

宇宙よ出て来い!

僕のいない地球 それは 過去でもなく 未来でもなく たった今の 現実 この宇宙では 僕は今 ここにいる (つもりだ) 裏の宇宙では 僕は今 ここにいない (多分) 昨日までの記憶が 外部メモリーからのものなのか 内部メモリーからのものなのか それとも錯綜し…

時の断崖

捨てられた者達が 捨てられた星上で 捨てられた今を抱いて 祈り続けていた 次元の境目を探し 逃げ回っていた 百億の昨日 無限に分岐し変化し続けても 何一つ変わらない 手鏡の中の パラレルワールド 地球を守る為に 地球を破壊した 僕の偽善 地球を破壊する…

僕がまだ

僕がまだ その世界に接続していた頃 生体のハードウェアには 寿命という制限があった その世界では 金という交換メディアで 命すらも受け渡していた 僕がまだ その世界に投影されていた頃 君が僕であることを知らずに 毎日を ゴミのように 捨て散らかしてい…

ドーナッツは 穴が旨い バームクーヘンも 穴が旨い イカリングも 穴が旨い ブラックホールも 穴が旨い

無明

苦しみの中心にあるものは 苦しみではない 悲しみの中心にあるものは 悲しみではない 怒りの中心にあるものは 怒りではない 恐怖の中心にあるものは 恐怖ではない

圧縮と集中

現実を どこまで 圧縮できるか ノイズを抜き取り 感情を抜き取り 無常を抜き取り 平凡な日常の 基本構造 骨格 着古した習慣 手垢にまみれた独り言 取捨選択 仕事も趣味も リアルな集中

出力

この次元にシンクロし続ける限り 僕はこの世界を体験し続ける そして何かを 出力し続ける 何か を

寂聴

静かであれば 自ずと聞こえる 素直であれば 自ずと気づける

一滴の太陽

一滴の太陽 命に落ち 広がり 熱となり 光となり 笑みとなり 静かな朝の光 窓辺のベゴニア 机前の自分 さあ 職場へ

馬耳東風

一日一食 今日で一ヶ月 苦もなく 今日に至る 「断食なんて馬鹿なこといってるから寒くなるんだ」 という同僚 馬耳東風

次元接続

一滴の波紋 この次元に接続していた 僕は 揺らめきながら 広がってゆき 静寂の中へ 消えて逝った 一滴の波紋 そしてまた僕は この次元に 接続している

心境

本も散々読んだ 街も散々歩いた 20代は過ぎた まだまだ毛虫 まだまだ誰かの 撒いた餌を 食べている しかし30代も 夕暮れの空 ダイエットを終え 健康へ向かい 次のステージへ 羽化する前に 絶食する虫達 何時かじゃなく 何処かじゃなく 誰かじゃなく 己自身が…

病気

三食で 出来始めた病気 断食で 消え始めた病気 金を持ってから 出来始めた病気 金を無くしてから 消え始めた病気

歩く

歩く 移動の為じゃない 歩く 目的の為じゃない 何かの為じゃない 歩く 歩く そして 歩く

1≠1

「一日一食で腹空きませんか?」 と同僚に聞かれて 3−2で考えると空くけど 0+1で考えると空かない と答える 一食に慣れる =残りの二食が幻想 ∴ 数学:3−2=0+1 精神:3−2≠0+1

もう沢山!

一方で恐怖を煽り 一方で快楽を煽り 一方で無力を煽り 一方で全能を煽り 一方で不足を煽り 一方で虚飾を煽り ノイズの波に溺れそう 情報洪水 飽食洪水 快楽洪水 美しい山の ノイズ雪崩 豊かさの中で 生きながらに 遭難している もう沢山!

無常中毒

自力中毒 他力中毒 どちらも 傲慢 無常中毒 渇愛中毒 どちらも 無明

手紙ノート

手紙をノートに貼って 今年で20年目 電子メール 減った手紙 ノートに詰まった メッセージの地層 対人時間の地層 意外と多い妹からの手紙 妹:「たまには親に電話しろ」 今では自分の方が多い 妹へのメール 妹:「くだらねえメールすんな」 手紙もメールも 妹…

己自身の一期一会

意識の焦点を 向ける絞る集中させる 好きなものも 嫌いなもの 対象にしっかりと向き合う時 何かが変わる 認識が変わる 現実が変わる 感情は勝手に沸き起こる雲のよう 好きな雲も 嫌いな雲も 大空に浮かぶ ただの雲 雨が降るかもしれない 雪が降るかもしれな…

覚悟

例えば ここがいつかの過去ならば 悔いることは無いか 例えば ここがいつかの未来ならば 恥じることは無いか 例えば ここが僕の今ならば 過去も未来も 恐怖から起動させはしない

お年玉

生まれた時に頂いた 有限の時間 何を感じ 何を思い 何を込め 何を成す? どう使ってきたのか どう使ってゆくのか 人生という名の お年玉を