新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

しぼんだ夏

寂しいから 食べていた 口を動かすことで 安心できるから けれど 誰に会いたいわけでもない そういう寂しさでもない ただ繋がらない あの頃の自分のやる気と それが寂しい 口惜しい 口や言葉じゃなくて まだまだ僕は 手を使っていない ボロボロに 表皮が剥け…

眠れない夜

夜中に目覚めて 眠れない 蚊の羽音 右足の周期的な痛み アトピーの悪化 気になる! 1:45 明日で8月も終わり でも出来ること増えた 作曲の次は映像製作 ビートに合わせて 図形の拡大縮小 段々全てが繋がってくる

下絵

この世界の下絵 この自分の下絵何を描こうとしていたのか? 何を掘り出そうとしていたのか? ここには何でも有るように見えるけれど 本当は何にも無いのかもしれない 感じているもの皆全て 実在たりや否や? 五感を信じてはいる しかし 五感に支配されたくな…

ぐいぐいと!

ぐいぐいと ヒタスラニ 黒で描く 描きたいものは 部分でも全体でもない! 下絵など描くな! さあ! 黒で描け! ぐいぐいと

言葉の消える処

何故に生きる? 頭で考えるな 何故に生きる? 心だけを見つめろ 何故に生きる? 答は外に無い 何がしたい 何を求める 岩盤の下に 何がある 既にあるものは 枯れている 記憶のノイズを 吹き払い 一への 帰還 言葉の消える 処へ

非情口

世界へINする 死への恐怖心をセットして それは 安易なOUTを防ぐ為の リミッター だけどその恐怖心が 誰かをOUTさせてしまう いじめ 戦争 失うものなんて何も無い はずなのに 恐れる 不安 憎悪 出会いの中で 生まれる絆 生まれる情 情へINしたまま OUT出来な…

おしまい

僕は僕でおしまい 誰かに渡すバトンなど無い 誰かに渡す人生でも無い ショーでも余興でも無い 一分の一 自己完結 大人になりたくないんじゃなくて なりたくない大人に なりたくないだけ なんてったって 器が小さいんだい! 僕は。 と、宣言する程の 度胸も余…

シーソー

シーソーの中心 遥か遠い右 遥か遠い左 闇の向うの罪 光の向うの善 僕には見えない 罪と善がどこかで ループしているかもしれない どんな善すらも 償いでしかないのかもしれない 今という時空の中心で しっかりと 座し 立ち 歩む

あの頃も今も

直向に 描き続けていた 高校の放課後 三年生が去った後 残ったのは1年生の僕と君だけ そんな君はあまり 顔を見せなかった 美術室 沈黙の中 じっと見つめながら イラストボードに 描き写していた 静物 翌年は打って変わって 大勢の進入部員 あのギャップは何…

観察するは我にアリ

未知なるものを 知りたいのなら 既知なるものを 観察し尽くせ 丁寧に 丹念に

本当に 誰かを喜ばせたいのなら 本当に 不思議が見たいのなら 本当に 感動したいのなら 一つだけ 捨てて 私心を

巣穴

せっせせっせと 女王アリに餌を運ぶ 働きアリ せっせせっせと 女王エゴに餌を運ぶ 働きエゴ うっほうっほと 敵と戦う 兵隊エゴ エゴの巣穴 自我の底に まだまだ届かない 掘っては落ち 落ちては掘って ますます 闇の中 無明の中

プロット考

空間の中で要素の「配置」を決める 時間の中で要素の「順番」を決める 間を埋めるのでは無く 間を作る 角を作ると持ち易い 分かり易い メリハリ 起承転結、落ちよりも 空気感 忘れたくない事が 伝えたい事 テーマ 自己実現よりも 誰を相手にしたいのか した…

見えない雨に撃たれて

弾け散る一瞬の命の中で 君は何を見つめるの 何を見つめたの 接続した世界に 何一つ手掛かりは無くて 知らない事も知らないまま 気づきは無駄に見えるけど 後で分かるの必ず 当てにならない明日の天気予報は 興味ない 完璧な時計の針の先見えない 完全なプロ…

小さな道

小さな道 その名もなき道がやがて 大きな道になるなんて 誰も知らなかった 誰も知らなくても 誰も分からなくても 誰も守ってくれなくても そこで 待っているのは いつだって 真実だけ

西川玄苔さん(禅僧)

「エゴは無くならない 大事なのはエゴを自覚すること」

不安な時は

不安な時ほど 抜いて 肩の力を 入れて 腹の下に それだけでいい それ以外は全て ノイズ

プロセスピース

ここには プロセスがある 原因も結果も無い世界なんかじゃない そして単にそれだけがある世界でもない 経験と感動の 真っ只中 自分の接続している次元くらい 責任持て 面白さはそこからしか 生まれない 己よ

夏男汗太陽

自分の弱さを 正直に話せる男がいる 未来よりも 過去よりも 今を生きる男がいる 流れる汗の 落ちる地平に 静かに鍬を下ろす男がいる 逃げるのはいつだって出来る でも 立ち向かうときにだけ 昇る太陽がある 太陽に背を向けるか 太陽へ胸を張れるか 夏 男 汗 …

地球接続

戦争している地球に 僕はいる 戦地が遠い異国であろうとも 僕はそんな次元に 接続している 恐れと憎しみ 破壊と殺戮 ゲームじゃない 戦争を 未だにしている人々 僕は眠れる でも眠れない人々が いる 僕らは接続している 例え出会わなくても 僕らは接続してい…

分析

雑草という名の 植物が無いように 困難という名の 現実も無いのかもしれない 分析しない しきってない 怠慢が 事象を複雑に見せている のかもしれない 傲慢 怠慢 増上慢 鱗

鉢巻き

鉢巻き巻いて 入浴介護 さあさあ 婆ちゃん どうぞどうぞ あらあら カラスの行水だ のぼせる前に 上がりましょ ゆっくりゆっくり 階段上って バスタオルで 身体拭いてね 自分で出来るところは 自分でね

ほっ

長靴と傘 降りてゆく坂道 雨上がり 蒸した空気 アスファルトの亀裂 伸びる青草 小さな花 病院へ 薬局へ 買物へ 何年ぶりかの フルーツパフェ 長靴と買物袋 登ってゆく坂道 名前も知らないけど 繁茂する植物達 葉の雫 往復40分 汗だく キリキリと囁く 虫 母と…

切望

確かな山も 確かな海も 確かな空も 街も人も何も無い 外には 確かなものなど無い アジアの片隅 地球の片隅 銀河の片隅 宇宙の片隅 揺らいでは 現れ 揺らいでは 消える そんなものに コントロールされ続けるなんて マインドコントロールを 仕掛ける者へ 更な…

入口も出口もある それは 分かっている だけど僕は 迷う 迷っていることすら 分からぬままに 入口も出口も 見つからないまま 彷徨う ループする合せ鏡の中 じっと見つめてる ボロボロの 手背 齧り切って捨てた 碇 波に弄ばれる船 どんだけ遠い どんだけ離れ…

ジャン・コクトーさん

「美よりも速く走る」 「私の耳は貝のから 海の響きをなつかしむ」 by ジャン・コクトーさん (フランスの詩人)

なぜ作る?

なぜ作る? 見たい聞きたい知りたいから まだ味わったことの無い 作品を 世界を 自分を 置いてけ 置いてけ 過去なんて 昨日の美より 明日への挑戦

円空

矢印が 終わる世界 ゴールの果て 室内温度35℃ 掻き毟る体 剥離した手 終わらない アトピー この星に 生まれた 全てはやり直すため 学び 第一現実 時間軸上に 配された 幾つもの分子 因果律 カルマ 恐れ 苦しみ 絶望 痛み 偽善 恨み 悪 無常の夏 円い空

届ける

そのままの笑顔 一生懸命な笑顔 ゆるやいだ笑顔 どうして遠い どうして小さい どうして届かない 声が 届かない 思いが 届かない 恨みだけが 空回り 届ける 意志

スタンバイ叡智

気づけば 教えてくれる人に 溢れていた 気づけば 教えてくれる自然に 溢れていた 問いは 夜空を駆け巡り 必ず何処かへ 届いてる 腐る前に 死ぬ前に 叶えてみたい 夢を 捨てるな