新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

最終扉

最後の扉を開くのは本気の笑い

夢幻列車

夢の君は 誰がつくる?夢の私は 誰がつくる?夢の世界は 誰がつくる?現の君は 誰がつくる?現の私は 誰がつくる?現の世界は 誰がつくる?有限世界の永久機関 永遠世界の有限機関脳の概念は 誰がつくる?神の概念は 誰がつくる?私の概念は 誰がつくる?い…

夢物語

物語への執着夢への執着記憶への執着終わらせたいと 完結させたいと 思うほどに 深まる 執着自作自演の 時間檻自作自演の パラドックス自作自演の 焦り頑固なほどに あっけない 目覚め

影遊戯

夜の道灯りに照らされ 幾体も出来ては消える 僕の影どれも皆僕から生まれ僕へと消えるしかし この僕すらも実体見えなき 影の一つ束の間の 影絵束の間の 影遊戯光と影の 物語

今、この瞬間

今、この瞬間を 撮るカメラ他には 何もいらない今、この瞬間を 寛ぐお茶他には 何もいらない今、この瞬間を 生きる私他には 何もいらない何もいらない

雨音静友

雨が降る 朝目を閉じて内なるザワつきに 気づくザワつきの雲を 抜けると暖かい安らぎの 丘へトントン トントン雨音の静けさそれは友達

あるがまま

潮の満ち干き あるがまま昇る陽落ちる陽 あるがまま森羅万象 あるがまま

あそこどループ

あーなりたい そーないたい こーなりたい どーなりたい?あーでもない そーでもない こーでもない どーでもない?あーいつのせい そーいつのせい こーいつのせい どーいつのせい?ぐるぐる ぐるぐる 思考は 巡る一休み 一休み

濃厚陰陽

良くも悪くも 濃厚な現実 濃厚な経験美しくも醜くも 豊穣な現実 豊穣な経験思えば 入れ替わり 立ち替わり 陰から陽までの 仕事おつかれさまゆっくり休んでいいよ自分

カムイチェプ

綺麗な星空の翌朝久しぶりの買い物何となく もたつくシャッターに嫌気がさして いつものセルフタイマー2秒から 昔通りの押したら直ぐに写せる設定にしていた 帰り道橋の下で泳ぐ 一匹の鮭橋を降りて川へ近づくと 数匹の彼らが 悠々とそこにいた中には白いお…

左手

行くか 戻るかいつも 迷いながらも 結局は行く 夢の中場所は違っても ある時は 沼のほとり ある時は カルデラ湖を望む 断崖の上で夢の中まだまだそこでの自覚はないカルロス・カスタネダの本に登場する 呪術師ドン・ファンの夢見の技術で 両手を自覚ツールに…

永遠への執着

名前の無い時の中で名前の無い存在が 名前の無い存在へ 幾つもの名前をつけていったそして 名前の無い箱へ詰め込んでいったいろいろ詰め込んでいるうちに その箱を 自分と思い込み始めていったそしてその箱は いつか朽ち果てると知って 朽ちないように さら…

スキップ

小学1年生の初学芸会練習 踊り担当の僕は気づいたスキップができないそれまで自分でも意識してなかったが 女性の先生に指摘され 出来ていないことに気づいた自分以外の皆は普通に出来るが 何故かぎこちなくわざとらしく 思わず吹き出したくなるくらい 足がつ…

ドキュメンタリー写真家 平野 禎邦さんの思い出

小学生の頃 線路を越えた向こう側の窪地に ユニークな家が建っていた外壁の上で睨みをきかせた 鹿(?)の頭蓋骨側面に斜めに貼り付けられた 大きな牧草の鍬それら2つの白いオブジェが 平屋のような黒い外壁に飾られ 独特のインパクトを放っていたある日 男…

初音ミクって知ってる?

初音ミクって知ってる?と周りの人に聞いても 誰も知らなかった頃まだネットだけで盛り上がっていた あの頃それは曲やイラストだけではなくて 手芸、板金加工、爪楊枝工作など ありとあらゆる方面からの創作が アップされてきたことに 単なるブームを超える …

ゆったり

ゆったりくつろぐ自分に その許可を 与えていなかった 自分に 気づくゆったり まったり ユールユルゆったり ゆらゆら ユールルル北の国からの 蛍のようにそれは ルールルル

機能

機能が機能として機能している 美それぞれの機能が お互いの機能を 破壊しきらない 機能バランスクリア意図自然自我の機能 思考無我の機能 在る

機能のままで

汗の滲んだTシャツを脱いで わずかな仮眠思考に囚われれば 眠りを置き去りにして 時間は過ぎていく体の機能を 機能のままで全ての機能を 機能のままで委ね切った時いつしか 独り言は消えてiPod touchの アラームで 目覚めた

無限選択

一瞬の時間にも無限の選択肢がある一瞬の動作にも無限の選択肢がある 一瞬の選択一瞬の無限分岐一瞬の結果どこまでも制限どこまでも自由記憶の常識を どこまでも 解体

心の星 (三部作)

1. どこまでも高くどこまでも深くどこまでも広くどこまでもあるがままで思いを眺め感情を解き放て昨日を振り返らずに 機能のままで明日を恐れずに ありのままでいつまでも いつまでも静かに輝く心の星2. どこまでも高くどこまでも深くどこまでも広くどこま…

心の星

どこまでも高くどこまでも深くどこまでも広くどこまでもあるがままで思いを眺め感情を解き放て昨日を振り返らずに 機能のままで明日を恐れずに ありのままでいつまでも いつまでも静かに輝く心の星

鏡とガラス

枠が分からない鏡は 鏡として 認識できない反射が分からないガラスは ガラスとして 認識できない

昔話

昔々 あるところに 自分という感覚が あったそうじゃ自分はいつも 他人という違いを探し 名前という意味付をし 物語という時間を旅し 自由という制限を求めていた そうじゃ昔々 昔々という 時間感覚があったそうじゃあるところに あるところにという 場所感…

感謝

A字ビスケットをほうばる 夜勤明けそれぞれに象られた 塩味のアルファベッド丁度よい腹持ち感感謝この夏は意識的に 塩を摂る機会が多かったPC入力作業 残業してまで手伝ってくれた 優しい主任感謝職場の帰り際 パートのおばさんに またまた自家製のトマト…

梅干ジュース

サンダルに 素足思いつきで 水筒に梅干を入れ 流れた汗の塩水補給この夏は アイスもジュースも 美味しかった水筒の中から 膨張しすぎた梅干を 何とか取り出して 食べる最後に残ったのは 一粒の 種

通奏低音

内 虚にして 外 事あるのみ比較批判裁き続けてきた 自分をただの一度も裁かぬ存在ただの一度も叱らぬ存在内 愛にして 外 愛あるのみ

風は 吹く風は 運ぶ風は 揺らす風は 撫でる風は 捲る風は 抉る風は 壊すそして 風は風は風はもういない

忘れるも思い出すも

忘却により 今を感じ想起により 物語を感じ振り向けば 何もなく振り向けば 全てがある

宇宙の味

カレーに ギョウザに エビフライ喉を通れば みな同じどこからどこまで カレーなの?どこからどこまで 僕なんだ?喉を通れば みな同じ瞼を閉じれば みな同じああ美味しいああ宇宙

お腹の宇宙

ソバも うどんも そーめんもお腹に入れば 皆同じそこでは味は 分からないそこでは違いは 分からない無分別中 無尽蔵無分別中 差のない 世界うまかったうしまけた