新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

雪上の足跡

[詩]雪上の足跡

 

雪の上を

歩けば歩くほど

足跡が点々と残っていく

 

そしてまた

雪が降り

足跡はその雪の下に

消えていく

 

車窓から眺める

道東の雪景色

 

獣の足跡が

点々と残っている

 

春になり

雪が解ければ

何が通って行ったかも

分からなくなる

 

雪の上で交差する

足跡

 

異なる時間で

重なる存在

 

行く足

来る足

 

もうすぐ

 

もうすぐ

足跡は消えていく