朝になり
夜になり
自我になり
無我になり
無常になり
永遠になり
それでも
存在は
枯れない
昼下がり
ハローワークに
行ってきた
幾人もの
転機を迎える
人たちが
総合案内の係員に
振り分けられていた
まるで
人生ステーション
そこは
見えない
無限の線路に
接続された
駅だった
すべての人は
旅人
すべての人生は
旅
駅はある
駅は
今
ここ
そして
次なる駅も
今
ここ