「死」を自覚すること
は
「生」を自覚すること
「生」を自覚すること
は
「今」を自覚すること
「今」に意識の焦点を当てながら
時空を旅する
私達
他人の「死」を通じて想像する
自分の「死」
自分の死生観が
人との接し方にも
現れている
認知症であっても
鮮明に記憶されている
過去の経験や感動
その記憶達が
想起された時
表情の変化を伴って
「今」に立ち現れてくる
日常の中にこそ
一期一会はあり
人と私の間に
シンクロする「今」の中で
覚悟と安らぎのある
時を
支えてゆきたい