君の下を
一人歩けば
長い指先で
私を
撫でる
しなやかに
風にそよぐ
君よ
池には
君の葉の
小舟たち
一回休みの
私
この双六は
いつも
スピードを
要求していた
自分を裁くから
人を裁き続けた
人を裁き続けたから
自分も裁かれ続けた
君よ
君のように
しなやかに
生きられたなら
どんなに
静やかな人生を
おくれただろうか
風を
受け入れ
裁かない
現象は
想念の
風
風を裁かない
自分を裁かない
王様でも
奴隷でもない
すべての人は
平等だから
すべての命は
平等だから
すべての存在は
平等だから
光を与えるなんて
気負わなくても
あなたの
存在が
私の光だから
全ての存在が
光だから
君よ
揺らいでも
迷わない
君の手を
私の手に
私の手を
君の手に
光から
光へ
永遠に
伝え会えます様に