新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

2005-01-01から1年間の記事一覧

深夜1:08

深夜1:08 僕は 今から 寝ます 僕は 今日と 明日を 越境し 今から 寝ます 今日は 昨日となり 明日は 今日となる 繰り返し 繰り返し 今日の日は さようなら 今日の僕は さようなら また 会う 日まで

手のひらのお爺さん

ある日手のひらを 広げたら 白髭のお爺さんが 生命線の真ん中に 腰掛けていたの お爺さんは 腰を曲げて 何かを探していたの 何をお探しですか? って尋ねたら 「あんたの本音」 って答えたの 気になって、自分も、 その「本音」を探したの 隠す場所が 無いの…

木の葉降る道

林の中とてもゆっくりと 降っていた 木の葉 ガサッと 大きな葉が 目の前に 落ちた 鈴なりの ポプラの葉が キラキラと 輝きながら 歌っていた ちいさな スケッチブックに 今見ている風景を 描いた カメラは忘れたけれど シャッターは 切ったよ

光の朝

朝は光 雑然とした 僕の部屋にも 届いた光 朝は温もり ひとりぼっちの 僕のほほにも 届いた温もり 朝は始まり 生まれたての 僕の今日にも 届いた祝福 生かされている 生きてゆく 僕は作る人生を 歩きたい

道に落ちていた青空

雨上がりの 昼下がり 水たまりに 青空 青空に おっこちないように そっと そっと 歩いたの

約束

自分が人生を見捨てない限り 人生は自分を見捨てはしない

もう秋なんだなぁ

木の葉が 紅色に染まり始めている アスファルトの枯れ葉 窓際のてんとう虫 服に付いた雪虫たち 空が 高い 空が 蒼い 雲が 長い 古里で働いている 友達は 元気に過ごしているだろうか 風邪など引いていないだろうか 朝早く母からの電話 「何にもないけど、か…

人生と刺繍布

ある神父が言っていた。 人生は、一枚の刺繍布の裏であると。 生きているときに起きる 不条理な点や線も 人生を終えて ひっくり返したときに それらが、裏で、しっかりと 面となり、 刺繍になっているのだよと。 日常の点たちよ 日常の線たちよ 日常の無常た…

永遠の鐘音

過去 現在 未来 三世を貫いて 永遠に 鳴り響いている 鐘の音 つらいときも 楽しいときも 平凡な日でも 有事の時でも その響きは 一度として鳴り止むことがなく ずーぅっと ずーぅっと 魂の底を 流れている 会社帰りのサラリーマン 子育てに追われる主婦 メス…

青空を掘る

あの青空に スコップを突き刺して 掘る 掘る 掘る こんこんと 蒼が 沸き出てくるまで こんこんと 光が 輝き出すときまで 掘る 掘る 掘る まぶしさの彼方に 本当の 蒼が見つかる その時まで 掘る

心の星

目を閉じなければ 見えない風景もある 耳を塞がなければ 聞こえない音もある 口を閉めなければ 言えないこともある この世界は 逆説に満ち 陽が沈まなければ 現れぬ星がある

手のり地球

ビー玉のように透明で 蒼い球体白い雲が浮かび 時々 雷がコロコロと鳴いている レモンの肩に止まって 耳にキスをする 肩から腕を トントン降りて 手の甲で そっと おすまししている それから人差し指に乗って 目と目を合わせる 君は黙っているけれど いつも …

君の瞳を駅として

生まれては 消えてゆく星 空に満ちるよ 離れては 寄り添うコスモス 風にほほえむ さだめの 地平まで 夢は涸れない 銀河の渚まで 命は渦巻く 君の瞳を駅として 遙か遠く風の道を旅していく 勇気静かに溜めながら 虹のように 跳ねる靴音 影が踊るよ 繰り返す …

再現と表出

表現に二つの顔がある 再現 と 表出 再現は外にあるものを外に表す 表出は内にあるものを外に表す 再現は、記録的 表出は、記憶的 再現は、科学的 表出は、芸術的 再現は、外界の鏡 表出は、内界の沈殿物 「再現」の奴隷になると 源なる感性を見失う 「表出…

流れ星

時は流れ 人も流れ 街並みも流れみんな みんなどこかへ 流れこれからも流れて流れて流れて果てるまで流れて

タイムカプセル

ラーメンをこぼして以来 二度と起動しなくなった ノートパソコンその中に眠る 自分にまつわる 記録の磁気円盤数日前に 取り寄せた 同機種の 機体の中で 転生を試みるがその記憶の魂は 二度とよみがえることはなかったしかし その前の磁気円盤を 入れてみると…

ふ〜ぅはじめまして、青空レモンです。 詩を読んだり、書いたりするのが好きな、 なーんにもとりえのない、 ふつーぅの人ですよーょ-これから、 きままに かいていきますので、 すえながく^^ ごじあいの ほど。。。。うぅ もじが かんじに へんかんできな…