ビー玉のように透明で
蒼い球体
白い雲が浮かび
時々 雷がコロコロと鳴いている
レモンの肩に止まって
耳にキスをする
肩から腕を トントン降りて
手の甲で そっと おすまししている
それから人差し指に乗って
目と目を合わせる
君は黙っているけれど
いつも
何かを教えてくれる
最近 疲れているみたい
時々 ミサイルが見える
君は何も言わないけれど
とっても 悲しくなるよ
これから 50億年もの時を
羽ばたいて往くのだろうけれど
その間
君は また
誰かの肩に留まって
遠く 近く
永遠の今を
見守っているのかな