新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

携帯のメール

[詩]携帯のメール

 

いまだ

ガラケー使いの自分だが

ほとんど身に着けて歩かない

 

よっぽど人間嫌いなのか

 

そんな自分ではあるが

いやそんな自分だからこそ

数少ないメールを消そうとはしない

 

しかし、何気に過去のメールを見ると

確実に消えていっている

 

自分の送別会の打ち合わせや

会話がまるで滝から落ちんばかりに

ぶら下がっている

 

まるでそのメールが消えたら

自分の思い出の証まで

消えてしまうかのように

 

まるで

そんな過去など無かったかのように