降る
降る
降る
寂しさが降る
円に
角に
辺に
寂しさが伝う
なんて事だ
こんなにも
遠くに来てしまった
寂しささえも
追いつけないほど
こんなにも
違う所へ来てしまった
こんなにも
寂しさが降っているのに
傘もささずに
濡れもしない
なんという
なんという
なんという
僕は何で
寂しくないんだろう
僕は
何処へ
寂しさを
置いてきてしまったのだろう
詩
詩詩
詩詩詩
僕は
この空白を
言葉で埋めようとしている
毎日
毎日
毎日
僕らは鉄板の上で
焼かれて
詩のようなものを
書いている
僕は
でもやっぱり
今日も