2019-06-18 虹 詩 逃げられた昨日を 追いかけても 明日が来るばかり 道に咲く花の名も知らずに 承認を求めて 風も吹かぬ道を 足の無い靴たちが 歩いていく 影だけが うるさく何かのモノマネをしている 太陽になれなかった 百万の星たちが いつの間にか 流れ星になって 消えていった 虹は虹からは生まれない 雨上がりの空 水しぶきの滝 水や光やいろいろな 関係性の中で生まれた その色彩の束 その輝きの橋 その清々しさ