新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

彩雲

とても
ドラマチックな

それは
光と影のコントラストが
高ければ高いほど
強く印象に
残る

そして
追いかけたくなる

写したくなる

雲を追いかけているうちに
その一部に
彩雲を発見する

シャッターを切る

うっすらと
痕跡を残す

誰も気づかない
多分

追いかけているからこそ
偶然か必然か
虹の欠片に
気づく

小学生の頃

雨上がりの空に
虹が出て

妹と

虹の足元を探そうと
行けども
行けども
遠ざかる

後に虹は

自然だけでは
生まれない

観測者がいてこそ

存在することに
気づく

観測者がいてこそ

観測者がいてこそ

観測者がいてこそ