新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

ホワイトチョーク

 
しゃがみこんだ
世界の真ん中で
ホワイトチョークの
一本の線だけが
君と僕を分ける
全てだった
 
争い
罵り
正しさを主張し
お互い傷ついて
無口になった
 
だれが引いた
その線を
 
真っ赤な太陽が
今日も東の端から登り
夕暮れとともに
西へと消えてゆく
 
そんなループ世界の
白い線ごときに
 
僕は
 
僕は
 
僕は