新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

母光

 
どんなに
残業があっても
夜勤があっても
全ては
いつかの
母としての
疑似体験だった
のかもしれない
 
ふと
昼食介助時に
思う
 
産後の肥立ちが悪く
死んだ

 
としての
自分
 
暗闇の
暖炉のように
確かな

 
中心から溢れ出る
温もりのある

 
拒まず
 
ただただ
暖め
癒す
 
母の