新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

岸田健作著 「昨日、ホームレスになった。」

昨日、ホームレスになった。

昨日、ホームレスになった。

【感想】
結論から言って、読んで良かった。
後半にかけて、うるるっと来た。
きっかけは、ヤフーニュースの記事から。
いいとも青年隊だった岸田君が
以前、ホームレスになっていたとのことで、
非常に興味をもって早速購入。
といっても、その番組もほぼここ十数年見ず、
彼の存在も知らなかった。
ホームレス時の極限の人間の体験記には
非常に興味があった。
といっても、本になる前から、ある程度
話を知っていた「ホームレス中学生」は
ドラマは見たのだが未だ読んでおらず。
タモリさんや柴田理恵さんの優しさを
この本を通じて知ることができた。
心の核に宿る父母の愛、絆。
希望とは、夢に向かう自分を裏切らないことなのかもしれないと
感じた。
「明日よ早く来い!」という言葉が、印象深かった。
説教臭さが全くないのに、
圧倒的に説得力のある本であった。
学ぶべきところは多い。
何となく、ゴーストライターや編集者の影がチラチラ
しないでもないけれど、
あとがきを読み終わった瞬間、
健作頑張れよーと
応援している自分がいた。
(自分も頑張れなのだが。)