新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

諫山創著「進撃の巨人(4)」

進撃の巨人(4) (講談社コミックス)

進撃の巨人(4) (講談社コミックス)

【感想】
今回は、ドンパチがほとんど無く、対話、訓練場面が多かった。
得体の知れない巨人が、人類が作った巨大な壁を壊して
乗り込んでくる様は、何か最近起きている津波原発事故の
不気味さにも通じて何だか怖いなあ。

アニとかいう女性のセリフで
「なぜかこの世界では巨人に対抗する力を高めた者ほど
巨人から離れられる」
「どうしてこんな茶番になると思う?」
「それが人の本質だからでは?」
「私の父もあんたらと同じで…
何か現実離れした理想に酔いしれてばかりいた…」
「幼い私は心底下らないと思いながらも…
この無意味な技の習得を強いる父に逆らえなかった…」
「私はもうこれ以上この下らない世界で」
「兵士ごっこに興じれるほど バカになれない」
というのが印象に残った。
 
CO2が温暖化の原因だから原発を国策として洗脳してきた
ぼくらの「ごっこ」はそろそろ止める時ではないのかなと
このマンガを読みつつそんな事を考えていた。